トコジラミ駆除

2022/06/20

トコジラミを持ち帰りやすい場所とは?注意すべきポイントをチェック

トコジラミ(俗称 南京虫・ナンキンムシ)は、人の血を吸うカメムシの仲間です。
個人差はありますが、一般的に刺されると、皮膚が赤くなり猛烈なかゆみが出るため、被害に遭わないようにしたいものです。
このトコジラミは、2000年ごろから海外からの渡航者によって持ち込まれることが多かったのですが、近年は日本国内に定着していると思われます。
被害を防ぐには、トコジラミを家に持ち帰らないことがポイントになりますが、どのような場所で気を付けたらよいのでしょうか。
今回はトコジラミを持ち帰らないためのポイントについて解説します。

トコジラミを持ち帰りやすい場所とは?注意すべきポイントをチェック

トコジラミが発生する場所とは?

トコジラミはどんな場所にいるのでしょうか。
トコジラミの相談は、ホテル・旅館・簡易宿泊所・ドミトリー(ゲストハウス・ユースホステル)、等の宿泊施設が多い印象がありました。
その他、インターネットカフェ、フェリー、社員寮、マンションのゲストルーム等の宿泊施設以外でも発生がありましたが、最近は、住居での駆除の相談の方が、宿泊施設よりも多くなっています。

なぜ家にトコジラミを持ち帰ってしまうのか

家にトコジラミが発生するのは、先に申した施設から持って帰ってきてしまうことが主な原因です。
大抵の場合、利用した施設で荷物や鞄、あるいは衣類にトコジラミを気付かずにくっつけたまま家に入れてしまっています。

ホテルの洋室に宿泊した場合を例に考えてみましょう。
あなたはフロントでチェックインした後、鍵を受け取って荷物を運び、室内に入ります。
その後、どういう行動をとりますか?
荷物をベッドの上に置きますか?
あるいはベッドに飛び込みますか?

実は、このような行動は危険!
トコジラミが掛布団に潜伏していることがあります。
トコジラミは人の血液を吸って成長、繁殖しているので、人の血を吸うのに都合のよい場所として、布団やベッド等の人の寝床周辺に潜んでいます。
そして、20~40分かけて、人の血を満腹になるまで吸います。
それくらい時間がかかるので、人が寝ている間に吸血します。

宿泊施設などではベッド周辺に潜んでいることが多く、滞在中に荷物や衣類などに付着し、そのまま家庭内に持ち込んでしまう可能性が高いと考えられます。

トコジラミを持ち込まないためにできること

トコジラミを家庭に持ち込まないためには、どうすればよいでしょうか。
私は仕事柄、出張が多いのですが、宿泊先で必ずしていることを、皆さんにも教えます。

荷物はまずユニットバスへ

ホテルの部屋に入ったら、荷物はまずユニットバス内に置きます。
トコジラミはつるつるした面を歩くのが苦手なので、ユニットバス内に潜伏していません。
しかも、お湯や水で清掃されているので流されます。
そのため、ホテルの部屋の中でもトコジラミが付着する可能性が低い場所です。

ベッド周りにトコジラミの形跡がないかをチェック

次に、ベッドの周りの隙間や継ぎ目に、黒い点々の汚れがないか見ます。
黒い点々が見つかった場合、ティッシュを折りたたんで水を含ませて軽く絞り、30秒程あてがってから、ゆっくり拭い取りましょう。
ティッシュにこげ茶色ににじむように移る場合はトコジラミのフンです。
血液だけを食料にしているので、フンも液体です。
乾いて黒い点に見えますが、水で溶かして伸ばすと、血液に含まれる鉄分がこげ茶色に見えるのです。
他の虫に見られないトコジラミのフンの特徴です。

フン以外の形跡ではトコジラミ実物、脱皮の抜け殻、卵を見つけます。
トコジラミはベッドの底に隠れていることが多いので、ひっくり返したいところですが、重くてシーツも乱れてしまいますから、ベッドの下に鏡を差し込んで、反射させて目視確認します。
鏡がない場合はスマートフォンの自撮りモードを活用すると確認しやすいです。

まとめ

私がトコジラミを持ち帰らないようにするために実施していることは「安全を確認してからベッド利用する」ということです。
トコジラミを家庭に持ち込まないためにも、特に宿泊施設を利用する場合は「もしかしたら、トコジラミがいるかも…」と思って行動しましょう。
「トコジラミを絶対に持ち帰りたくない」という場合は「荷物や鞄をゴミ袋に入れる」という防衛術が効果的です。

808シティのトコジラミ駆除についてはこちら

808シティ株式会社 代表取締役社長
足立雅也
大手害虫駆除業者で様々な害虫駆除を体得し、その技術を競う全国大会で優勝実績を持つ。
現場で作業にとどまらず、関連する協会や学会の役員を務めるなど、業界活動にも意欲的で、数々の講義・講演を行っている。
「トコジラミ研究会」のメンバーとして、「トコジラミ読本」(日本環境衛生センター・2013年出版)を監修。

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