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2024/08/15

アライグマは実は危険?攻撃性と害獣扱いされる理由を解説

アライグマと聞くと、可愛らしい見た目を想像する方も多いでしょう。
しかし、その見た目とは裏腹に、アライグマは攻撃性を持ち、時には人間や農作物に被害を与えることもあります。

この記事では、アライグマがなぜ害獣扱いされるのか、その攻撃性や被害例について詳しく解説し、安全に対応するためのポイントをお伝えします。

アライグマは実は危険?攻撃性と害獣扱いされる理由を解説

アライグマとは?その生態と特徴

アライグマは、北アメリカ原産の動物で、日本にはペットとして輸入された後、野生化した個体が増え、現在では広く分布しています。
外見は可愛らしく、一見おとなしい動物に見えますが、その生態や行動には注意が必要です。

アライグマの生息地と分布

アライグマは非常に適応力が高く、日本の多くの地域に生息しています。
森林地帯だけでなく、都市部や郊外の住宅地でも見かけることがあり、特に水辺や湿地帯を好んで生息します。
また、食性が雑食性であるため、人間が出すゴミや家庭菜園の作物も餌として狙われることがあります。

アライグマの習性と行動パターン

アライグマは夜行性で、夜間に活動することが多いです。
巣を作る際には、木の洞や住宅の屋根裏など、狭くて安全な場所を好みます。

また、「アライグマ」という名前の由来でもあるように、食べ物を水で洗う仕草が特徴的ですが、これは水辺で生息することに関連した行動と考えられています。
しかし、食べ物を水で洗う行為が必ずしも見られるわけではなく、地域や個体によって異なります。

アライグマの攻撃性について

アライグマは普段は人間を避ける傾向がありますが、追い詰められたり、餌を巡って争う場面では攻撃的になることがあります。
そのため、アライグマと遭遇した際には慎重に行動することが求められます。

アライグマが攻撃的になる理由とは?

アライグマが攻撃的になる理由の一つに、縄張り意識や子供を守るための防衛本能があります。
また、食べ物を巡る争いで攻撃的になることもあります。
特に野生化したアライグマは、餌が不足している場合、人間の住居やゴミ捨て場に近づき、積極的に食料を求めることがあります。
こうした状況で、アライグマが驚いたり、逃げ場を失ったりすると、攻撃に転じる可能性が高まります。

人間に対する攻撃の可能性

アライグマが直接人間を襲うことは稀ですが、危険を感じた場合には噛みつくことがあります。
特に、手を伸ばして触れようとしたり、驚かせたりすると、攻撃されるリスクが高まります。
また、アライグマは鋭い爪を持っており、引っかかれることで怪我をすることもあります。
さらに、アライグマは狂犬病を媒介する可能性があるため、噛まれた場合は速やかに医療機関を受診する必要があります。

他の動物への影響

アライグマは、他の小動物や鳥の巣を襲い、卵や雛を食べることがあります。
また、ペットの餌を狙って家に侵入することもあり、ペットとアライグマが対峙することでトラブルが生じることもあります。
このように、アライグマは他の動物に対しても攻撃的な一面を持っているため、注意が必要です。

アライグマが害獣扱いされる理由

アライグマが害獣として扱われる理由は、その攻撃性だけでなく、農作物や住居に対する被害、さらには環境への影響などが挙げられます。

農作物や住居への被害

アライグマは雑食性であり、農作物を食い荒らすことがあります。
特に果物や野菜を栽培している農家にとっては、大きな被害となることがあります。
また、住居に侵入して食べ物を漁ったり、ゴミを散らかしたりすることもあり、衛生面での問題も引き起こします。
さらに、巣作りのために屋根裏や壁の隙間に侵入し、建物にダメージを与えることもあります。

他の動物や環境への影響

アライグマが他の野生動物の生態系に悪影響を与えることがあります。
たとえば、鳥の巣を襲うことで、希少な鳥類の減少を招く可能性があります。
また、アライグマが媒介する病原体が、他の動物や人間に感染するリスクも指摘されています。
こうした理由から、アライグマは地域の生態系にとって脅威となることがあります。

都市部での増加傾向

アライグマは繁殖力が非常に高く、都市部でのアライグマの増加は、住民や自治体にとって新たな課題となっています。
都市は彼らにとって食物や潜伏場所を見つけるのが容易なため、急速に個体数が増加している地域もあります。
この増加によって、ゴミの散乱や病原体の拡散など、人間の生活に直接的な影響を及ぼす可能性があるため、問題視されています。
特に、都市部のごみ置き場や公園はアライグマの活動の場となりやすく、住民とのトラブルも増加しています。

アライグマに遭遇した際の対処法

もしアライグマと遭遇した場合、冷静に対応することが重要です。
ここでは、アライグマに遭遇した際の具体的な対処法を紹介します。

遭遇時の安全な対応方法

アライグマと遭遇した場合、まずは刺激しないように静かにその場を離れることが基本です。
アライグマが近づいてきた場合でも、決して手を出さず、静かに後退しましょう。
万が一、アライグマが攻撃的な行動を取った場合は、素早く安全な場所に避難することが大切です。

アライグマを引き寄せないための予防策

アライグマを引き寄せないためには、食べ物の管理が重要です。
ゴミはしっかりと密閉し、夜間は屋外に置かないようにしましょう。

また、果樹や家庭菜園での収穫物は早めに取り入れ、アライグマが餌として狙わないようにすることが効果的です。
さらに、住居の隙間や屋根裏に侵入しないよう、建物の防備を強化することも大切です。

専門業者に依頼するべき場合とは?

アライグマが頻繁に現れる場合や、すでに住居に侵入している場合は、専門の害獣駆除業者に依頼することをお勧めします。
専門業者は、適切な方法でアライグマを捕獲・駆除し、再発防止策を提案してくれます。
自分で対応するのが難しい場合や、アライグマが攻撃的な場合は、無理せず専門家に相談することが安全です。

まとめ:アライグマのリスクを理解し、安全に対応しよう

アライグマは見た目の可愛らしさに反して、攻撃性や害獣としての側面を持っています。
農作物や住居に被害をもたらすだけでなく、他の動物や環境にも悪影響を及ぼす可能性があるため、そのリスクを正しく理解し、適切な対応をすることが重要です。

万が一、アライグマと遭遇した際には冷静に対処し、必要に応じて専門業者の助けを借りることで、被害を最小限に抑えることができます。
安心して生活するためにも、日常的な予防策を講じておきましょう。

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808シティ株式会社 代表取締役社長

足立雅也

大手害虫駆除業者で様々な害虫駆除を体得し、その技術を競う全国大会で優勝実績を持つ。
現場で作業にとどまらず、関連する協会や学会の役員を務めるなど、業界活動にも意欲的で、数々の講義・講演を行っている。

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