お役立ちコラム

2025/03/31

室内で見つけた小さい「白い虫」「黒い虫」の正体は?危険性・駆除方法を解説

全国的に気温の上昇とともに虫の動きが活発になり、春から夏にかけては室内外で見かけることも増えてきます。

ただ、人によっては室内に虫がいることに嫌悪感を抱く場合もあるでしょう。
特に、何の虫か判別するのが難しいほど小さかったり、見たことのない虫が大量に発生したりしていると、それだけで不快感や不安を覚えるかもしれません。

そこで今回は、最近相談が増えてきた自宅に現れる判別の難しい「白い虫」「黒い虫」の正体や危険性、駆除方法について解説します。

室内で見つけた小さい「白い虫」「黒い虫」の正体は?危険性・駆除方法を解説

自宅に現れる「白い虫」「黒い虫」の正体とは?

あまりにも小さな虫は、いつの間にか自宅に入り込んでいるため、どうしても侵入や繁殖に気づくのが遅くなってしまいます。
中でも、白い虫は「チャタテムシ」、黒い虫は「ヒメマキムシ」である可能性が考えられますが、住宅や室内の環境によっては大繁殖する可能性があるため注意が必要です。

まずは、チャタテムシやヒメマキムシがどんな特徴を持っているのか、詳しく見ていきましょう。

チャタテムシ(白い虫)の特徴

白っぽく見えるチャタテムシの体長は、わずか1mmほどしかありません。
薄黄色の体は透けて見えることもあり、じっとしていると人の目で見つけるのは難しいです。
また、点のような小さな虫が動いているのを目にすると、「これってダニ?」と思う人もいるかもしれません。

ただ、ルーペや顕微鏡で拡大してみると、ダニとは全く異なる姿をしていることが分かります。

なお、チャタテムシは春から秋にかけて発生する昆虫とされていますが、蛹の時期がないため屋内であれば一年を通して現れる可能性があります。

ヒメマキムシ

ヒメマキムシは種類が多く、黒っぽいものや赤茶色っぽいもの、あるいは一部に白い模様が入っているものなどさまざまです。
また、体長1mm・幅1mm以下しかないため、一見するとゴミや埃に見えるかもしれません。
白い壁をよじのぼったり、薄い色の床を歩いていたりする様子を目にすると、ダニを疑う人もいます。

ヒメマキムシは幼虫と成虫の間に蛹の期間があるため、冬や蛹の状態で越冬します。
成虫の発生時期は初夏から晩秋ごろまでなので、この時期になると屋内で見かける可能性があります。

ヒメマキムシやチャタテムシが発生する原因

私たち808シティは幅広い種類の害虫駆除を行っていますが、ヒメマキムシやチャタテムシに関する相談件数は、ここ数年で劇的に増加しています。
その理由の一つとして考えられるのが、壁の中や表面に生じるカビです。

近年は夏に35℃を超えるような猛暑日が続くこともあり、住環境によっては室温が40℃を超える可能性もあります。
そのような状況で、帰宅あるいはホテルへのチェックイン後、室温を下げるためにエアコンを21〜23℃に設定される方は少なくないでしょう。

しかし、屋内と屋外の温度差が激しくなると大気中の水分が結露となり、壁の表面や中に水滴が生じることがあります。
そして、この水滴によってカビが発生すると、カビを好物とするヒメマキムシやチャタテムシが発生してしまうのです。

ヒメマキムシやチャタテムシによる被害は?

どちらも人に対して直接的な害を与える虫ではありません。
しかし、ホテルや旅館、飲食店などで発生すると、お客さまに不安感や不快感を与えたり、異物混入によるトラブルが生じたりといったリスクが高まります。

また、チャタテムシやヒメマキムシは「ツメダニ」や「シロオビカッコウムシ」の餌になるため、これらの虫の発生原因になる点にも注意しましょう。
ツメダニに刺されてしまうと強い痒みが生じ、シロオビカッコウムシは黒ゴキブリの幼虫に似ているため人に不快感を与える可能性があります。

ヒメマキムシやチャタテムシの駆除方法

チャタテムシやヒメマキムシを駆除するための殺虫剤は市販されていますが、駆除効果はあまり期待できません。
というのも、仮に発生源が壁の中や天井裏だった場合、部屋の中で殺虫剤を使っても発生源まで薬剤が届かないためです。

ただ、チャタテムシはあらゆる場所で見かけることがあり、本や雑誌に大量発生している場合は、袋の中にピレスロイド系の成分を含んだ防虫剤と一緒に入れておくことで駆除できます。
もしも、自宅のお米にチャタテムシが発生している場合は、お米にカビが生えている可能性が考えられるため、廃棄した方が良いでしょう。

ヒメマキムシやチャタテムシはなかなか目につきにくい昆虫なので、気づいた時点ですでに繁殖している可能性が高いです。
そのため、確実に害虫駆除をしたい場合は、駆除業者へ依頼することを検討しましょう。

まとめ

室内で小さな虫を見つけたら、白っぽい色なら「チャタテムシ」、黒っぽい色なら「ヒメマキムシ」の可能性が高いです。
いずれもカビを好む昆虫で、壁の表面や中、天井裏に発生していることも多いため、ご家庭で完全に駆除するのは簡単なことではありません。

チャタテムシやヒメマキムシなどの害虫にお悩みの方は、実績豊富な駆除業者「808シティ」までご相談ください。

808シティが行う駆除は、壁の表面だけでなく中にいるチャタテムシ・ヒメマキムシに対して殺虫剤を噴霧するほか、卵や蛹状態の効果が効きにくい場合には複数回繰り返して徹底的に駆除します。
また、殺菌剤を使ってカビの成長を抑制させるなど、根本原因の解消にも対応可能です。

個人宅をはじめ、ホテルや飲食店からのご依頼も受け付けており、それぞれのご状況に応じた最適な提案をさせていただきます。

害虫駆除は808シティにお任せください

【足立雅也 プロフィール】
808シティ株式会社 代表取締役社長。
大手害虫駆除業者で様々な害虫駆除を体得し、その技術を競う全国大会で優勝実績を持つ。

現場での駆除作業にとどまらず、関連する協会や学会の役員を務めるなど業界活動にも意欲的。
日本全国で数々の講義・講演を行っており、トコジラミの講演数は200を超える。

「トコジラミ研究会」のメンバーとして、『トコジラミ読本』(日本環境衛生センター・2013年出版)を監修。

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