お役立ちコラム

2022/09/25

黒い蜂の正体とは?名称や危険性を解説

家の庭や外出中などで黒い蜂を見かけることがありませんか?
急に大きな黒い蜂に遭遇したらびっくりしますよね。

日本には多くの種類の蜂がいますが、大きな黒い蜂はとりわけ恐怖を感じさせる存在といえるでしょう。
また、黒い蜂によく似た蜂以外の昆虫も生息しています。
黒い蜂やそれによく似た危険な昆虫の被害を防ぐには、彼らの正体や適切な対処法を知ることが大切です。

この記事では、黒い蜂の種類・黒い蜂によく似た虫・黒い蜂に遭遇した場合の対処法について分かりやすく解説します。

黒い蜂の正体とは?名称や危険性を解説

黒い蜂の正体とは?

黒い蜂の正体は一つではありません。
ここでは、日本に生息する6種類の黒い蜂をご紹介します。

クロスズメバチ

「クロスズメバチ」は、黒地に白の模様を持つ蜂です。
沖縄を除く全国各地に生息しており、地中に巣を作ることが多いです。
屋根裏などの暗くて狭い場所を好むため、普段の生活空間で遭遇する可能性が十分にあります。

クロスズメバチはあまり凶暴ではなく、こちらから手を出さない限りは襲ってくることはほとんどありません。
ただし、毒針を持っているため油断は禁物です。
もし遭遇したら、静かにその場を離れましょう。

クマバチ

「クマバチ」は全身が黒い毛に覆われているのが特徴で、沖縄以外の全国各地に生息しています。
クマバチは大人しい性格をしており、こちらから何かをしない限りは滅多に人を刺すことはありません。
体と羽音が大きいため遭遇すれば驚くかもしれませんが、慌てずに飛び去るのを待つか、その場を離れましょう。

チャイロスズメバチ

「チャイロスズメバチ」はスズメバチの一種で、体はクマバチと同じくらいの大きさです。
日本では中部地方以北の森林に生息していることが多く、近年では関東地方の低地でも生息を確認されています。
凶暴な性格と縄張り意識の強さが際立っており、外敵が巣に近付くと数匹で威嚇行動をとるほか、他のスズメバチの巣を襲うことすらあります。

チャイロスズメバチが持つ毒性は黒い蜂の中でも最強クラスであり、痛みを生じさせる成分の濃度はオオスズメバチをしのぎます。
屋根裏など人間の生活圏にも巣を作るため、見つけた場合は速やかに駆除を依頼してください。

ドロバチ

「ドロバチ」は、体長が14〜18mmほどと小さく、黒い体に黄色い縞が入っているのが特徴です。
ドロバチという名前は、土と水と唾液を混ぜて巣を作ることに由来します。
毒針を持っているものの、エサである蛾の幼虫を捕まえるのに使われるため、人に対する危険性は低いです。
ドロバチの巣は白っぽい土の塊で、床下やベランダに作られることがあります。

クロアナバチ

「クロアナバチ」の特徴は、頭部に白い毛が生えていることです。
体長が30mmほどもある個体も存在しますが、細身であるため「大きい」という印象は持たれにくいです。
クロアナバチというだけあって、地中に穴を掘って巣を作る習性を持っています。
エサとなる虫を捕えるための毒針を持ちますが、人を襲うことは滅多にありません。

オオハキリバチ

「オオハキリバチ」は、黒い蜂の中でもとりわけ体が大きいのが特徴です。
全身が黒く、胸部と腹部に黄褐色や赤褐色の毛が生えています。
体長は25mmほどで、主に山間部に生息し松ヤニで巣を作ります。
見た目とは裏腹に温厚な性格をしているため、こちらからむやみに手を出さないようにしましょう。

蜂ではない!蜂と見間違う黒い虫

「黒い蜂に見えて実は蜂ではない」という虫が存在します。
ここでは、黒い蜂とソックリな虫を2種類ご紹介します。

ハチモドキハナアブ

「ハチモドキハナアブ」は、ドロバチによく似た昆虫です。
アブの一種で、木の樹液に寄ってくるため蜂に間違われることがあります。
触角が長く、くびれた黒い体に黄色の縞があるのが特徴です。
日本では本州と九州に分布しています。

ブドウスカシバ

「ブドウスカシバ」はブドウに被害を及ぼす昆虫で、ブドウ栽培の敵とされています。
ブドウスカシバはブドウの枝の中で越冬し成長します。
成虫は黒くて細長いため、よくドロバチと見間違われます。

黒い蜂に遭遇した場合の対処法

黒い蜂に遭遇した場合は、以下の2点を心掛けてください。

むやみに刺激しない

クマバチやクロアナバチなどは比較的大人しいため、こちらから手を出さない限りは滅多に襲ってくることはないです。
そのため、遭遇した場合は、むやみに刺激しないようにしてその場から静かに離れましょう。
手を振るなど大きな動作をしたり、大きな音を立てたりすると、敵意があると認識して襲ってくる危険があるため注意してください。

不用意に近付かない

黒い蜂の巣を見つけても、不用意に近付かないようにしてください。
特にチャイロスズメバチのように凶暴な蜂は、巣に近付くと襲ってくる可能性があります。
巣を見つけたら、速やかに業者に駆除を依頼してください。

まとめ

以上、黒い蜂について解説しました。

黒い蜂の中には、大人しいタイプもいれば、凶暴なタイプもいます。
しかし、どちらのタイプに遭遇した場合も、「むやみに刺激しない」「不用意に近付かない」という対処が鉄則です。
中にはチャイロスズメバチのように非常に凶暴な蜂もいるため、巣を見つけた場合は早めに駆除を依頼しましょう。

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