お役立ちコラム

2023/05/26

家の中にネズミがいるか確かめる方法はあるのか

家の天井裏などにねずみがいるのかを確かめたくなる時があります。
ねずみは夜行性があり、しかも警戒心が強いので、なかなか姿を現しません。
ねずみがいるのかを確かめる方法はあるのでしょうか。

この記事では、ねずみがいるのかを確かめる方法や、ネズミが家にすみつく原因や対策について解説します。

家の中にネズミがいるか確かめる方法はあるのか

ねずみが家にいるか確かめる方法

ねずみが家にいるのかを確かめるには、以下の点が該当するかどうかをチェックしてみましょう。

・天井裏で何かがドタバタ、ゴソゴソ、カサカサと動いている
・鳴き声のようなものが聴こえてくる
・天井裏や壁が削られているような音がする
・電気コードや食べ物の袋などをかじった跡がある
・食料品の袋がかじられている
・壁に穴や隙間ができている
・家の中にねずみのフンが落ちている
・最近ダニに刺されるようになった
・近所で建物の解体があった
・近所でねずみの駆除があった
・突然停電した。
・汚物や獣の臭いを感じる
・天井板に雨漏りのようなシミができた
・家族が鼻炎、アレルギー、ぜんそくになった
・家族やペットがダニやノミに刺された

ねずみの種類

家にすみつくねずみはおおむね以下の3種類です。

1.クマネズミ

・体長:15〜25cm
・外見:背中は褐色や灰色の褐色、しっぽは肌色で長い
・特徴:警戒心が強く、高いところを好む
・好きな場所:壁の狭いところや天井裏
・侵入口:屋根のすき間、瓦の穴、壁の穴、エアコンと室外機をつなぐ穴
・ふんの特徴:1cm程度、茶色で細長く散乱している

2.ハツカネズミ

・体長:6〜10cm
・外見:黒・褐色・灰色で、しっぽは肌色で短い
・特徴:体が小さくて敏しょうで、警戒心は弱い
・好きな場所:倉庫や物置
・侵入口:屋根のすき間、瓦の穴、壁の穴、荷物
・ふんの特徴:大きさは0.5cm程度・茶色で先端がとがって米粒のような形

3.ドブネズミ

・体長:20〜28cm。
・外見:褐色・灰色
・特徴:警戒心が弱く攻撃的
・好きな場所:下水道・台所・床下
・侵入口:水回り・配管・床下
・ふんの特徴:大きさは1~2cm、黒色で太い

ねずみが家に出る原因

家の中はねずみにとって快適に暮らせる場所です。
家のどこかに500円玉くらいの大きさの隙間があれば、ネズミは楽に侵入してきます。
ハツカネズミの場合は、1cm程度のわずかな隙間があれば入ることが可能です。

家の中はネズミの好物が豊富で、特に穀物が保管されているとネズミがたくさん集まってきます。
ネズミは、何でも食べますが、生ゴミ、石鹸までも食べてしまうこともあるようです。

また、ネズミは寒さに弱く、気温が10℃以下だと動けなくなって死んでしまいます。
そのため、冬になるとネズミは暖かい人家に侵入してすみつくのです。
家の中で保温効果のある段ボールや、布切れ、トイレットペーパー、雑誌、新聞を大量に集めて巣を作ります。

ねずみの被害

ねずみの被害には以下のものがあります。

1.家屋が痛む

家の天井裏で、ねずみは汚物をまき散らします。
そのため、天井板は腐ってしまい、汚物と一緒に害獣が落ちてきたなどということもあります。

2.火災になる

ねずみは、電気ケーブルやコードを食いちぎってしまうことがあります。
そのため、漏電火災が起きる場合があります。

3.高熱や頭痛を発症する

ねずみに噛まれて、傷口から病原菌が浸入し、高熱やめまい、頭痛などをひき起こすことがあります。
特にドブネズミは攻撃的なので注意しましょう。

4.食料が台無しになる

置きっぱなしにしておいた食料などがかじられると、ばい菌などが付着して食べ物が台無しになってしまいます。

5.健康被害にあう

ねずみが持つウイルスに感染して、家族やペットが食中毒を起こすこともありますし、ノミのせいで皮膚炎になることもあります。
また、細菌やノミ、ダニなどのためにぜんそくやアレルギーが悪化することもあるでしょう。
さらに、ねずみの騒音による精神的ストレスで不眠症になってしまうケースもあるでしょう。

ねずみの駆除・予防方法

ネズミの駆除方法としては、以下のものがあります。

1.毒エサを設置する

ねずみの好むエサに毒を入れて殺傷する方法です。
換気扇などの出入口に置くと効果的でしょう。

2.罠を仕掛ける

粘着シートなどを使った罠で捕獲する方法です。
この方法だと、病原菌や寄生虫を持つネズミに触れることなく処分できるため衛生的です。

また、ネズミが家の中に侵入するのを防ぐ方法としては、以下のものがあります。

3.ネズミが好む環境をつくらない

ねずみの好む食べたものを開けっぱなしにしておかず、生ごみは放置しないですぐに捨てます。
また、食べたあとの食器もそのままにしておかず、すぐに洗って片付けましょう。
さらに、紙や段ボールなどをため込まないことです。

4.侵入場所を作らない

1.5cmほどのすき間でもねずみは入ってきます。
きちんとすき間をふさいで、ねずみが浸入できないようにしましょう。

まとめ

ねずみの駆除は素人では難しく、特に多数派のクマネズミは警戒心も強く学習能力も高い動物で、殺鼠剤が効かないことが多いようです。

ねずみを個人で駆除することは困難ですので、プロの駆除業者に依頼して、効果的な方法で長期的に駆除することをおすすめします。
プロの業者は、調査から駆除、消毒清掃、再発対策まで一貫して行ってもらうことが可能です。

気配を感じるが、なかなか実物のねずみを確認できないとか、駆除が必要かどうか判断に困っているような場合は、駆除のプロの業者に相談しましょう。

ねずみ駆除は808シティにお任せください

808シティ株式会社 代表取締役社長

足立雅也

大手害虫駆除業者で様々な害虫駆除を体得し、その技術を競う全国大会で優勝実績を持つ。
現場で作業にとどまらず、関連する協会や学会の役員を務めるなど、業界活動にも意欲的で、数々の講義・講演を行っている。

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