「クモはゴキブリなどの害虫を食べてくれるから、駆除しなくていい」と言われることがあります。
これは本当なのでしょうか?
気になっている方もいらっしゃると思います。
結論から言いますと、部分的には本当です。
ただし、全てのクモがゴキブリを食べるわけではありません。
益虫であるクモと安心して共存するためには、ゴキブリを食べるクモの種類や生態を知ることが重要です。
この記事では、ゴキブリを食べるクモの種類や、どうしてもクモが苦手な場合の対処方法などについて分かりやすく解説します。
目次
室内に出没するクモの全てがゴキブリを食べるわけではありません。
ここでは、室内に出没する主なクモのうち、ゴキブリを食べる「アシダカグモ」と、ゴキブリを食べない(幼虫は食べる)「アダンソンハエトリ」についてご紹介します。
室内で、足が長く大きな体のクモを見て驚いた経験をお持ちの方も多いと思います。
そのクモは「アシダカグモ」かもしれません。
アシダカグモは体長が10cmほどもあり、一か所に留まらず、小まめに動き回ってエサを探すのが特徴です。
夜行性であるため、夜間に徘徊し虫を捕食します。
特にゴキブリは屋内に棲みつくため、格好のエサになります。
「アダンソンハエトリ」も室内に現れますが、体長1cmほどの小さなクモです
体に黒と白の班があり、ピョンピョンと跳ねるように動き回ります。
体が小さいため、成虫のゴキブリを食べることはありませんが、幼虫のゴキブリを捕食します。
徘徊型であるため、室内に巣を作ることはありません。
人間に対しては基本的に無害であるため、遭遇したとしてもそっとしておくとよいでしょう。
昔から「クモは家の守り神」と言われています。
こういった言い伝えは、はたして本当なのでしょうか?
部分的には本当です。
「部分的」というのは、クモ類は肉食であるため、人やペットに害を及ぼす種類もあるからです。
では、アシダカグモはどうなのでしょうか?
結論からいいますと、アシダカグモは益虫です。
その理由をご説明しましょう。
アシダカグモは体長が10cmもあり、見た目のインパクトが強いせいで、「害がありそう」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、見た目の印象とは裏腹にとても大人しく、人体に悪影響を及ぼすような毒も持っていません。
人間が近づくと、すぐに逃げていくほど臆病な性格をしており、こちらが手を出さない限りは危害を加えてくることはないでしょう。
牙を持っていますが、自分の身を守るため以外には噛みついてくることはほぼないため、安心してください。
このように、アシダカグモは人間に対してほとんど無害で、かつ室内のゴキブリを捕食してくれるという、まさに「益虫」の名にふさわしいクモなのです。
アシダカグモは益虫ですが、見た目などからどうしても苦手という方もいらっしゃると思います。
ここでは、どうしてもクモが苦手な場合の対処法をご紹介します。
クモが室内に侵入するのを抑えるためには、以下の対策を行ってみてください。
ハエ・ゴキブリなどクモのエサとなる虫を駆除しておけば、クモは室内に侵入してこなくなります。
毒エサ・トラップなどを仕掛けておき、クモのエサになる虫を駆除しておきましょう。
室内に落ちている食べ物の残りかすやホコリは虫のエサとなるため、虫や虫をエサとするクモをおびき寄せてしまいます。
虫やクモを寄せ付けないようにするためには、小まめに掃除を行い、室内を清潔に保つことが大切です。
クモの侵入経路をふさぐことも重要です。
配水管を通している穴など、外から室内につながる隙間は意外に多いのです。
クモの侵入口になる可能性がある隙間を見つけたら、テープなどを貼りふさいでおきましょう。
また、通気口や窓には防虫ネットを、換気扇や排水溝にはフィルターをつけることで侵入経路をふさぐことが可能です。
クモは、柑橘系・カフェイン・アロマなどの香りを苦手としているため、これらを上手に使うことで侵入を防ぐことができます。
レモングラス・シダーウッド・ハッカ油などを水に混ぜたものを、窓やドアに吹きかけておくとよいでしょう。
室内全体に香りを拡散させたい場合は、アロマディフューザーを使うのもおすすめです。
対策を行った場合でも、クモが侵入してくることがあるかもしれません。
そんな時の対処方法をご紹介します。
ホウキを使ってクモを誘導すれば、窓の外に追い払うことができます。
クモは基本的に臆病であるため、簡単に逃げていくでしょう。
バタバタと追い立てるのではなく、クモの進路方向をふさぐことで、移動させたい方向に誘導するのがポイントです。
クモがホウキにつかまってきた場合は、すぐに窓の外でホウキを振れば、自然と落ちてくれるでしょう。
クモ用スプレーを使う方法もあります。
クモ用スプレーは、ホームセンターやインターネット通販で購入可能です。
使用の際には注意書きをよく読んでくださいね。
以上、ゴキブリを食べるクモについて解説いたしました。
害虫を食べてくれるクモは、古くから「家の守り神」と呼ばれてきました。
特にアシダカグモは、基本的に人間に対して無害であるため、駆除せずに益虫として共存することができます。
ただ、見た目などからどうしても苦手という場合は、「クモが嫌いな香りを活用する」「ホウキで追い払う」など効果的な方法で対処してくださいね。
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