お役立ちコラム

2024/06/12

家の中に出る小さい赤い虫の正体はタカラダニ!駆除方法などをご紹介

暖かい時期になると、よくみかける小さな赤い虫。
正体が気になりますよね?
その赤い虫の正体は「赤ダニ(タカラダニ)」といいます。

タカラダニは、正式にはタカラダニ科アナタカラダニ属の「カベアナタカラダニ」というダニの一種で、春から夏にかけて発生します。
見た目が見た目だけに、人への害があるのかどうかや駆除方法を知りたい方もいらっしゃると思います。

そこで、この記事ではタカラダニとは何か・発生原因・駆除方法・発生を予防する方法について、分かりやすく解説します。

家の中に出る小さい赤い虫の正体はタカラダニ!駆除方法などをご紹介

赤い虫の正体は赤ダニ(タカラダニ)

暖かくなると現れる赤い虫の正体は、「タカラダニ」です。
タカラダニの正式名は、タカラダニ科アナタカラダニに属する「カベアナタカラダニ」で、一般的には「赤ダニ」と呼ばれます。
体長は0.3〜1mmほどで、壁・ブロック塀・レンガなどの乾燥した場所を好み、花粉やコケなどをエサにしているとされます。

見つかったタカラダニは全て雌であるため、単性生殖によって繁殖しているという説が有力です。
タカラダニが近年よく見かけられるようになったのは、都市化の進行でコンクリートやアスファルトなどの乾燥した場所が増え、タカラダニが生息しやすい環境に変化したためとされています。

赤い虫=タカラダニの発生原因

タカラダニは雑食性で、花粉やコケ、アブラムシなどの小さな昆虫をエサとしています。
乾燥した岩石やコンクリートなどに付着している花粉を食べて生活していると考えられています。

タカラダニは基本的に屋外で生活していますが、室内に侵入してくる場合もあるため注意が必要です。
開いている窓や窓の隙間から侵入する恐れがあるほか、外に干している洗濯物を室内に取り込む際についてくる場合もあります。

特にタカラダニが発生する春から夏にかけての時期は、屋外にあるものを室内に取り込む際にタカラダニがついてこないように気を付けてください。

赤い虫=タカラダニの駆除方法

タカラダニを駆除する際に、まず気を付けなければならないことは「潰さないこと」です。
タカラダニを潰すと赤い体液が飛び散り、皮膚に付着すると湿疹などの症状を引き起こす恐れがあるためです。
そのことを踏まえた上で、タカラダニの駆除方法を屋外編と室内編に分けてご紹介します。

タカラダニの駆除方法・屋外編

水で流す

タカラダニの体長は0.3〜1mmほどととても小さいため、水圧に弱いという弱点があります。
そのため、駆除するには水で流すのが効果的です。
自宅の敷地内に大量発生した場合は、高圧洗浄機やホースを使用して洗い流しましょう。

殺虫剤を使う

住宅事情などのために水で流せない場合は、殺虫剤を使いましょう。
タカラダニの駆除では、ダニ用の殺虫スプレーか、不快害虫用の殺虫スプレーを使用します。
至近距離からスプレーを吹きかけると、タカラダニが散らばってしまうため、30cm以上離れた位置から吹きかけるのがポイントです。
殺虫剤を吹きかけた後は、水で流すか、掃除器で吸い取って紙パックごと捨ててください。

中性洗剤を水で薄めて吹きかける

殺虫剤を使いたくない場合は、中性洗剤を水で薄めた液体を霧吹きに入れてスプレーすると良いでしょう。
スプレー後にタカラダニが動かなくなったら、掃除器で吸い取るか水で流すのが基本です。

タカラダニの駆除方法・室内編

掃除機で吸い取る

タカラダニが室内に侵入した場合は、掃除器で吸い取るのが効果的です。
室内でタカラダニを潰すと、周囲に体液が飛び散って赤く汚れてしまうため注意してください。

粘着テープを使う

粘着テープを使って駆除する方法もあります。
粘着テープを使用する時に、力を入れ過ぎてタカラダニを潰さないようにしてください。

赤い虫=タカラダニの発生予防方法

最後に、タカラダニの発生を予防する方法をご紹介します。
主に2つの方法があります。

忌避剤入りの殺虫剤を使う

殺虫剤の多くに含まれる「ピレスロイド」という成分には、虫を寄せ付けない効果があります。
こうした忌避剤の成分が入った殺虫剤を使用すると、殺虫効果だけでなく、虫の侵入を防ぐ忌避効果も得られます。
スプレーで空気中に散布した薬剤を体に吸い込んでしまわないか心配な場合は、粉状の殺虫剤をまいておくと良いでしょう。

屋根や外壁に防水材を塗る

屋根や外壁に防水材を塗っておくと、タカラダニの発生を大幅に抑えられるという事例が存在します。
ただし、屋根への塗布作業には危険が伴うため、業者に依頼することをおすすめします。

まとめ

以上、赤い虫=タカラダニの発生原因や駆除方法などについて解説いたしました。

タカラダニを駆除する際に、最も気を付けなければならないことは、決して潰さないということです。
タカラダニを潰した時に出てくる体液に触れると、湿疹などを引き起こす恐れがあります。
潰さないように注意しつつ、水や殺虫剤を使って効果的に駆除してくださいね。
もし自力では手に負えない場合は、信頼できる業者に駆除を依頼しましょう。

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808シティ株式会社 代表取締役社長

足立雅也

大手害虫駆除業者で様々な害虫駆除を体得し、その技術を競う全国大会で優勝実績を持つ。
現場で作業にとどまらず、関連する協会や学会の役員を務めるなど、業界活動にも意欲的で、数々の講義・講演を行っている。

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