お役立ちコラム

2024/01/31

日本でよく見かけるムカデの種類は?噛まれたときの症状や室内への侵入を防ぐ方法も解説

日本でよく見かけるムカデの種類は?噛まれたときの症状や室内への侵入を防ぐ方法も解説

ムカデは3000種類以上生息している

ムカデの種類は非常に多く、世界に約3000種類以上のムカデが生息しているといわれています。ムカデは暖かい場所を好み、春から秋にかけて活発に活動します。

ムカデの寿命は6~10年で、生命力も強いです。生きている間に10回以上脱皮を繰り返し、ちぎれた足が再生することまであります。

日本でよく見かける主なムカデの種類

世界では3000種類以上のムカデの生息が確認されていますが、日本国内にも約130種類のムカデが生息しているといわれています。

ここからは、日本でよくみかける主なムカデの種類を紹介します。

種類①アカズムカデ

アカズムカデは、体長4~8cmほどで、ムカデの中でも小さいサイズになります。頭部と脚は赤色、体は暗緑色をしているのが特徴です。

アカズムカデは、主に本州・四国・九州に生息しています。小さいムカデですが、毒性が強いため油断してはいけません。

種類②タイワンオオムカデ

タイワンオオムカデは、体長8~12cmで、赤色の胴体と尻部、黄褐色の胴体が特徴のムカデです。タイワンオオムカデは、沖縄や南大東島などに生息しています。

大きな体をしたムカデですが、毒性は弱く、命にかかわることはありません。しかし、タイワンオオムカデに噛まれると、長期間痛みが続くことがあります。

種類③ヤンバルオオムカデ

ヤンバルオオムカデは、体長20~27cmの日本最大級のムカデです。青緑色と深い緑色の胴体が特徴で、沖縄県の森などに生息しています。

生息している地域が限られているため、沖縄県以外で見かけることはほとんどないでしょう。虫好きの人からの人気も高く、ペットとしてヤンバルオオムカデを飼育している人もいます。

種類④トビズムカデ

トビズムカデは、体長8~15cmで黒色の胴体と赤色の頭、黄色い脚が特徴のムカデです。東北地方以南の本州や九州に生息しています。

口の中にある毒ヅメで噛まれると、患部が腫れ激痛が走る可能性があります。

種類⑤アオズムカデ

アオズムカデは、体長8~10cmほどで頭と胴体が青色のムカデです。アオズムカデは、主に本州や九州の湿った場所に生息しています。

アオズムカデの毒性は非常に強く、激しい痛みが続きます。アオズムカデの毒性は日本に生息するムカデの中で2番目に強いといわれているため、注意しなければなりません。

ムカデに噛まれたときの症状

ムカデに噛まれたら、患部に激痛が走ります。痛みは数時間で治まることがほとんどですが、しびれやかゆみなどの症状が残る可能性があります。

また、ムカデに嚙まれるとアナフィラキシーショックを起こす可能性があります。2回以上噛まれるとアナフィラキシーショックを起こしやすくなるため注意が必要です。アナフィラキシーショックが起きた場合はすぐに救急車を呼んでください。

ムカデが家の中に侵入するのを防ぐ方法

家の中でムカデを見かけたことがある人も多いのではないでしょうか。ムカデは非常に生命力が強く、動かない状態でも生きていることが多いです。

ここからは、ムカデが家の中に侵入するのを防ぐ方法を紹介します。

方法①侵入経路を断つ

ムカデは窓の隙間やエアコンのダクト、キッチンの排水口など、ちょっとした隙間から室内に侵入します。テープや目の細かいネットを使用して、隙間を埋めましょう。

方法②ハーブの香りで予防する

ムカデはハッカやローズマリーなどのハーブ系の香りが苦手です。ムカデが侵入しそうな場所にハーブ系の香りがするものを置いておくことで、ムカデの侵入を防げます。

方法③エサをなくす

ムカデはエサを求めて室内に侵入します。ムカデはゴキブリやクモなどの小さい虫をエサにしているため、室内にいるゴキブリやクモを駆除することで、ムカデの侵入を予防できます。

また、庭にいるコオロギやミミズなどもエサになるため、エサとなる虫を家の周辺に寄せ付けないことが大切です。

おわりに

日本に生息しているムカデの種類について詳しく解説しました。ムカデは世界中に3000種類以上いますが、日本には約130種類のムカデが生息しています。

日本では、主にアカズムカデやトビズムカデを見かけることが多いです。小型サイズのムカデでも、強い毒性を持っているため安易に触れてはいけません。

ムカデは種類によって見た目や大きさ、毒性が異なるため、しっかりとチェックして対策しておきましょう。

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808シティ株式会社 代表取締役社長

足立雅也

大手害虫駆除業者で様々な害虫駆除を体得し、その技術を競う全国大会で優勝実績を持つ。
現場で作業にとどまらず、関連する協会や学会の役員を務めるなど、業界活動にも意欲的で、数々の講義・講演を行っている。

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