暖かい季節になると、蜂が家のベランダに寄ってくることがあります。
蜂にベランダをウロウロされたのでは、安心して洗濯物を干したり取り込んだりできませんよね。
蜂に刺されると、最悪の場合はアナフィラキシーショックを引き起こす危険があるため、蜂を家に寄せ付けない工夫が必要です。
蜂の被害を防ぎ、安全な住環境を確保するためにも、蜂対策の基本を押さえておきましょう。
この記事では蜂が家に寄ってくる理由や、蜂を家に寄せ付けない方法などについて、分かりやすく解説します。
目次
蜂を家に寄せ付けないためには、まずは「なぜ蜂が家に寄ってくるのか?」を理解することが重要です。
蜂が家に寄ってくるのには、主に2つの理由があります。
蜂が巣作りのための下見として家に寄ってくることがあります。
特に4月から6月にかけての時期に家のベランダに寄ってくる場合は、ベランダに巣作りをしようとしている可能性があるため注意が必要です。
エサ探しも蜂が家に寄ってくる理由のひとつです。
夏から秋にかけての時期は多くの種類の蜂にとって繁殖期に当たるため、子育てのために大量のエサが必要となります。
そうした時期には、働き蜂がエサを求めて約1kmもの距離を移動することさえあります。
蜂の被害を防ぐには、効果的な対策が必要です。
ここでは、蜂を家に寄せ付けない4つの方法をご紹介します。
家のベランダに蜂が好む物がある場合は、しっかりと片付けることが大切です。
例えば、飲みかけのジュースや甘い匂いがするガーデニングの花などは、蜂を呼び寄せてしまうおそれがあります。
常日頃からベランダの掃除を行い、花などは別の場所に移動させましょう。
また、洗濯物につける柔軟剤の匂いが強いと、蜂を呼び寄せてしまうことがあります。
蜂が頻繁に洗濯物に近付いてくる場合は、匂いが強い柔軟剤は使用しないのが無難です。
殺虫剤・忌避剤をベランダにまくのも効果的です。
この時に重要なのが、必ず「蜂用」の製品を使用することです。
他の害虫用の殺虫剤・忌避剤だと蜂には効果が薄いため、蜂が嫌うピレスロイド系の成分が含まれているものを使用してください。
ピレスロイド系の成分が含まれているかどうかは成分表で確認できます。
殺虫剤・忌避剤の効果は持続性に乏しく、雨にも弱いため、1週間に1回ほどのペースでまくようにしましょう。
蜂よけになる防虫ネットをベランダに吊るすことで、蜂の侵入を防ぐことができます。
ベランダの屋根部分にフックを取り付け、そこに防虫ネットを通します。
ただし、防虫ネットは簡単に設置できる反面、ベランダに布団を干しにくくなるため注意が必要です。
防虫ネットは蜂以外の害虫の侵入対策にも効果的なため、家の近辺に虫が集まりやすい公園・林・街灯などがある場合はぜひ試してみてください。
蜂が嫌がる臭いを発生させることで、蜂を追い払うことができます。
ここでは、臭いを発生させる道具として「燻煙剤」「木酢液」「ハッカ油」の3つをご紹介します。
燻煙剤とは、害虫が嫌がる成分が含まれる煙を発生させて害虫を駆除する薬剤です。
他の害虫用のものでは蜂に対する効果が薄いため、必ず蜂用を選ぶようにしてください。
蜂用燻煙剤には蜂に効く殺虫成分が含まれているため、使用すると蜂を寄せ付けなくなります。
蜂が巣作りの下見に来ているタイミングで使用すると効果的です。
木酢液とは、木を灰にする際に発生する煙の成分を冷却してできる水溶液です。
色は赤褐色で、焦げたような臭いがするのが特徴です。
蜂は火を怖がるため、焦げたような臭いがする木酢液は蜂を寄せ付けない効果があります。
木酢液を容器に入れて、ベランダに置くかベランダの屋根に吊るすとよいでしょう。
ただし、木酢液の臭いが洗濯物に移る場合があるため、その点は十分に注意してください。
蜂はハッカに含まれる「メントール」という成分を苦手としているため、ハッカ油は蜂よけ効果を期待できます。
水100ccほどにハッカ油1~2ccほどを混ぜた液体を作り、スプレーでベランダのすみっこや室外機の裏に吹きかけておくとよいでしょう。
ハッカ油の原液は刺激が強いため、絶対に手で直接触れないでください。
また、ハッカ油はプラスチックを溶かす性質を持っているため、容器を作る際にはプラスチック以外の材質を選びましょう。
容器の材質としては、エタノールの耐性がある「ポリエチレン(PE)」や「ポリプロピレン(PP)」がおすすめです。
蜂対策では、家に巣を作らせないようにすることが大切です。
そのための手段として、蜂を家に寄せ付けない方法をご紹介しました。
しかし、どんなに対策を行っても蜂が家に巣を作ってしまう場合があります。
そうした時は、プロに駆除を依頼しましょう。
蜂に刺されるとアナフィラキシーショックを引き起こす危険があるため、素人の方が自分で駆除作業を行うのはおすすめできません。
害虫駆除の専門的なノウハウを持つプロに依頼すると安心です。
蜂駆除にかかる費用は、蜂の種類ごとに異なります。
駆除費用の相場は次の通りです。
スズメバチ・・・1万5,000円ほど
アシナガバチ・・・1万円ほど
ミツバチ・・・9,000円ほど
以上、蜂を寄せ付けない方法について解説しました。
蜂対策では、「蜂を家に寄せ付けないこと」が何より大切です。
いったん巣を作られてしまうと素人では対処が難しいため、蜂が巣作りを行う前の段階で対策を行いましょう。
もし巣を作られてしまった場合は、自分で対処せずプロに駆除を依頼してくださいね。
蜂の駆除作業では専門的な知識と技術が要求されるため、確かな実績のある業者に依頼することが重要です。
「808シティ株式会社」は、東京・神奈川・埼玉で害虫駆除・鳥獣対策を行っております。
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808シティ株式会社 代表取締役社長
足立雅也
大手害虫駆除業者で様々な害虫駆除を体得し、その技術を競う全国大会で優勝実績を持つ。
現場で作業にとどまらず、関連する協会や学会の役員を務めるなど、業界活動にも意欲的で、数々の講義・講演を行っている。
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