お役立ちコラム

2023/02/01

畳に発生する黒い虫の正体とは?発生原因と効果的な対策について

畳に小さな黒い虫が発生することがあります。
あの虫が何なのか気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

畳に発生する黒い虫は人体には無害なものが多いですが、放置していると、どんどん数が増えて畳に穴が空くなどの被害が生じるおそれがあります。
被害を防ぐためにも、黒い虫の正体を知り、対策をしましょう。

この記事では、畳に発生する黒い虫の正体・発生原因・駆除方法・発生予防方法について分かりやすく解説します。

畳に発生する黒い虫の正体とは?発生原因と効果的な対策について

畳に発生する黒い虫の正体は?

畳に発生する黒い虫の正体候補として、主に3種類の虫が挙げられます。
それぞれの特徴や生態を見ていきましょう。

チャタテムシ

「チャタテムシ」は、体長が1~2mmほどで、体色は白や薄い黄色をしています。
カビを好んでエサとするため、畳にカビが生えているとチャタテムシが発生しやすいです。

カビ以外にも、段ボール・壁紙・コメなどもエサとします。

シバンムシ

「シバンムシ」は、体長が2~2.5mmほどで、体色は茶色や赤褐色をしていますが、黒ゴマのように見えるのが特徴です。
エサとしては植物性の乾燥したものを好み、畳をはじめ、小麦粉・麺類・タバコなどを食べます。

シバンムシが畳に発生すると、畳を食べて穴を空けてしまいます。

カツオブシムシ

「カツオブシムシ」は、黒や黄色っぽい体色をしており、体長は2.5~3mmほどです。
風通しや日当たりの悪い場所を好むため、畳の裏は格好の棲み処になります。

繊維質を好んでおり、服に穴を空ける場合があるため注意しましょう。

畳に黒い虫が発生する原因

畳に付く黒い虫は、基本的に外部から侵入してきます。
侵入経路として考えられるのは、窓・ドア・外壁の隙間などです。
また、外出時に着用していた服やコートに付着して、そのまま屋内に入り込んでくる場合もあるため要注意です。

一旦家に侵入した虫は、湿度が高くてエサが豊富な場所を選んで住み着きます。
風通しや日当たりが悪く、部屋自体の湿度が高いと、畳の中の湿度も高くなるため、虫が畳に発生しやすくなります。

畳に発生する黒い虫の駆除方法

畳に発生する黒い虫を駆除するには、殺虫剤を使うのがおすすめです。
特に燻煙式の殺虫剤を使用すると、室内全体に成分が行き渡るため、効果的に虫を駆除できます。

ただし、使用する際には十分な注意が必要です。
燻煙式の殺虫剤に含まれている成分は人間に対しては無害であるものの、ペットにとっては毒性が強い場合があります。
そのため、使用の際にはペットを安全な場所に移動させてください。

また、子供が殺虫剤の付着したおもちゃを口に含む危険があるほか、殺虫剤が家電製品に入り込むと故障の原因になるおそれがあります。
上記のような危険を避けるためにも、殺虫剤を使用する前におもちゃ・家具・家電製品などを袋やシートで覆っておきましょう。

畳に黒い虫が発生するのを防ぐ方法

ここでは、畳に黒い虫が発生するのを防ぐ方法をご紹介します。
以下の対策を行い、被害を予防しましょう。

部屋を除湿する

黒い虫は湿度が高い場所(目安としては湿度60%以上)を好むため、発生を防ぐには部屋を除湿するのが効果的です。
こまめに換気を行ったり、除湿器やエアコンの除湿機能を使用したりして、湿気がたまらないようにしてください。

畳のある部屋では、「濡れた洗濯物を干す」「炊飯器を使う」といった湿気を高める原因となる行動を避けるのが無難です。
また、たまった湿気を逃がすには、畳の上には何も敷かないことが重要です。
マットやカーペットはもちろん、布団も敷きっ放しにしないようにしましょう。

畳を干す

1年に1~2度ほど、天気が良い日に畳を屋外で干すのもおすすめです。
畳を干して乾燥させることで、湿気をとれます。

ただし、畳を長時間干すと、日光で畳が焼けてしまうおそれがあるため、干す際には畳の表面に黒いビニールなどのカバーをかけてください。

防虫シートを敷く

畳の下に防虫シートを敷くのも効果的です。
防虫シートには殺虫成分が含まれているため、畳に虫を寄せ付けなくなります。

効果の持続期間は5~10年ほどと、比較的長めです。
畳用の防虫シートは、畳店・ホームセンター・通販などで購入できます。

まとめ

以上、畳に発生する黒い虫の正体や対策について解説しました。

黒い虫は基本的に暗くジメジメした場所を好みます。
そのため、黒い虫の発生を防ぐには、室内に湿気がたまらないようにすることが大切です。
こまめに換気を行うなどの対策を行い、黒い虫の発生をしっかり防ぎましょう。

黒い虫が畳に大量発生するなど自分で対処できない場合は、信頼できるプロに依頼するのがおすすめです。
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足立雅也

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