お役立ちコラム

2023/02/03

シバンムシ対策 | 効果的な駆除方法・発生予防方法とは?

暖かくなると現れる害虫の一つが「シバンムシ」です。
シバンムシは漢字で「死番虫」と書き、一見すると恐ろしげな名前ですが、実は人体に直接の危害を加えることはありません。

しかし、大量発生すると、食品類に被害を及ぼすほか、畳に穴を空けてしまう場合もあります。
快適な生活環境を守るためにも、シバンムシが発生した場合は、しっかりと駆除することが大切です。

この記事では、シバンムシとは何か・シバンムシの発生源・駆除方法・発生予防方法について分かりやすく解説します。

シバンムシ対策 | 効果的な駆除方法・発生予防方法とは?

シバンムシとは?

「シバンムシ」とは、体長が1.5〜3mmほどで、体色が赤褐色の昆虫です。
漢字では「死番虫」と書き、求愛行動時に発する「コチコチ」という音が、「死神の時計」を連想させることから、このように名付けられました。

シバンムシは4月から10月にかけて発生しますが、特に湿度の高い夏場に大量発生することが多いです。
また、暖房器具のある部屋だと、冬場にも現れます。

成虫の寿命は10〜25日ほどですが、一度に50〜100個もの卵を産むなど繁殖力が強いため要注意です。

シバンムシはどこから来る?

シバンムシは基本的に野外に生息しており、外から家の中に侵入してきます。
侵入経路として考えられるのは、玄関・窓の隙間・網戸の網目やほつれ・換気口などです。
また、シバンムシが付着している段ボールや古本などを家の中に持ち込んだ場合にも、侵入されてしまいます。

シバンムシが一旦家の中に侵入すると、エサのある場所に集まり、卵を産んで繁殖します。
シバンムシの主なエサは、乾燥食品・タバコ・古本・畳などです。

シバンムシの駆除方法

シバンムシを発見したら、速やかに駆除することが大切です。
ここでは、効果的な駆除方法をご紹介します。

殺虫剤・燻煙剤を使う

畳やキッチン周りなど食品以外の場所にシバンムシが発生した場合は、殺虫剤を使うのが効果的です。
ゴキブリ用など一般的な殺虫剤で対応できます。

タンスの裏側など見えにくい場所にシバンムシが潜んでいる場合は、部屋全体に殺虫成分を行き渡らせる燻煙剤を使いましょう。
部屋のドアや窓を締め切った状態で使用すれば、見えない場所にいるシバンムシを駆除することが可能です。

燻煙剤を使用する際には、必ずペットを部屋から避難させ、電化製品にはカバーをかけてください。
こうすることで、ペットの健康被害と電化製品の故障を防げます。

トラップを仕掛ける

殺虫剤の悪影響が心配な方は、トラップを仕掛けるのがおすすめです。
シバンムシを引き寄せるUVライトに粘着テープが付いている「ライトトラップ」や、シバンムシが好むフェロモンでおびき寄せる「フェロモントラップ」などがあります。

上記のようなトラップを、シバンムシが来そうな場所に設置するとよいでしょう。

ヒバ油を使う

「ヒバ油」という油を使用すると、効果的にシバンムシを駆除することが可能です。
ヒバ油には「ヒノキチオール」などの成分が含まれており、古来より防虫・防カビ・抗菌のために使用されてきました。

100ccの水にヒバ油を5滴ほど入れ、霧吹きでシバンムシが潜伏していそうな場所を中心に吹きかけましょう。

コロコロを使う

カーペットなどに付いたゴミを取るのに使用するコロコロでもシバンムシを駆除できます。
床や壁などシバンムシがいるのを見つけたら、コロコロの粘着シートにくっつけましょう。

シバンムシの発生予防方法

シバンムシ対策では、駆除だけでなく予防策を講じることも重要です。
ここでは、シバンムシの発生を防ぐ効果的な方法をご紹介します。

こまめに掃除する

床などに落ちている食べかすは、シバンムシの格好のエサになります。
こまめに掃除を行い、パンのかけらなどの食べかすを放置しないようにしましょう。

食品を密閉して保管する

食品がシバンムシの主な発生源であるため、食品の袋の口が開いていると、そこからシバンムシが侵入し繁殖してしまいます。
シバンムシの大量発生を防ぐには、食品をしっかりと密閉して保存することが重要です。

湿度を管理する

シバンムシは、湿度60%程度の環境でもっとも繁殖しやすいとされています。
そのため、湿度を管理し、シバンムシが繁殖しにくい環境を整えることが重要です。
換気扇や除湿器を使用して、50%以下の湿度に保ちましょう。

まとめ

以上、シバンムシの駆除方法などについて解説しました。

シバンムシは人体に直接危害を加えることはないものの、大量発生すると、深刻な食害などを引き起こすおそれがあります。
見つけた際には殺虫剤やヒバ油などを使用して、効果的に駆除することが大切です。
また、「食べかすをこまめに掃除する」「食品を密閉して保管する」「湿度を適切に管理する」といった予防策を講じて、シバンムシによる被害を未然に防ぎましょう。

もし自分で対処できない場合は、信頼できるプロに駆除を依頼するのがおすすめです。
「808シティ株式会社」は、東京・神奈川・埼玉などを中心に害虫駆除・鳥獣対策を行っております。

入念な事前調査で被害の状況を正確に把握し、効果的な対策を行うのが弊社の強みです。

弊社代表は、プロの駆除業者向けの薬剤と資機材を販売していた経歴をもっており、その知識と情報は業界内でもトップクラスと自負しております。
弊社代表の指導のもと、各技術員がトップクラスの知識と技術でお客様の問題解決にあたります。

作業後も定期的にお伺いするなどアフターフォローも万全です。
害虫被害でお悩みの方は、弊社にお気軽にご相談ください。

害虫駆除は808シティにお任せください

808シティ株式会社 代表取締役社長

足立雅也

大手害虫駆除業者で様々な害虫駆除を体得し、その技術を競う全国大会で優勝実績を持つ。
現場で作業にとどまらず、関連する協会や学会の役員を務めるなど、業界活動にも意欲的で、数々の講義・講演を行っている。

関連記事

  • 【コウモリフン対策】特徴・危険性・掃除方法を分かりやすく解説【コウモリフン対策】特徴・危険性・掃除方法を分かりやすく解説 家の周辺に小さくて黒い物体がたくさん落ちていることがあります。 もしかすると、それはコウモリのフンかもしれません。 コウモリのフンは病気を引き起こす危険があるほか、住宅を腐食させる原因になる可能性もあります。 もしご自宅の周辺でコウモリのフンを見かけた場合は、速やかに […]
  • 最強のコバエ対策3選!めんつゆを使う全滅方法とは?最強のコバエ対策3選!めんつゆを使う全滅方法とは? どこからともなく現れる「コバエ」。 たくさんのコバエが家の中を飛び回っていたら、とてもうっとうしいですよね。 「コバエを一網打尽にする最強の対策はないのかな?」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか? 実は、殺虫スプレーなどの市販の道具だけでなく、身近にあるも […]
  • 羽毛布団はダニに強い?ダニに強い理由と万が一の対処法を解説羽毛布団はダニに強い?ダニに強い理由と万が一の対処法を解説 羽毛布団はほかの布団よりもダニが発生する可能性は低いですが、まったく発生しないわけではありません。 そこで、羽毛布団にダニが発生する可能性と、発生したときの対処法をまとめました。 羽毛布団のお手入れにお役立てください。 羽毛布団はダニに強い 羽毛布団はダニが繁殖 […]
  • カメムシが家の中に入る原因と対策:快適な住環境を守るためにカメムシが家の中に入る原因と対策:快適な住環境を守るために カメムシが家の中に入る原因と対策:快適な住環境を守るために カメムシが家の中に侵入すると、その独特な臭いや見かけによって快適な住環境が脅かされます。 このセクションでは、なぜカメムシが家の中に入り込むのか、その原因を詳しく探り、効果的な対策方法を提案します。 カメムシ […]
  • ドロバチの巣を駆除するには?ドロバチの生態や駆除方法、注意点などを詳しく解説ドロバチの巣を駆除するには?ドロバチの生態や駆除方法、注意点などを詳しく解説 ドロバチはアシナガバチによく似た外見を持つハチの仲間です。 しかし、アシナガバチの方は、黒よりも黄色の部分が多いのですが、ドロバチは黄色よりも黒の部分の方が多いのが特徴となります。 大きさは、おおむね15mmから30mmです。 この記事では、ドロバチの巣がよく見られる […]
  • 【畑の害虫】テントウムシダマシの特徴とは?卵の見分け方と駆除方法【畑の害虫】テントウムシダマシの特徴とは?卵の見分け方と駆除方法 テントウムシの仲間「テントウムシダマシ」という種類をご存じですか?ダマシと付く通り、テントウムシに見た目がそっくりな昆虫です。しかしテントウムシはアブラムシを食べるのに対し、テントウムシダマシは植物の葉を食べてしまいます。テントウムシダマシは、農家さんや家庭菜園を楽しまれる方に […]
東京・神奈川・埼玉を中心とした害虫駆除・鳥獣対策は808シティにお任せください

area対応エリア

東京・神奈川・埼玉を中心とした関東圏から、
大阪を中心とした関西圏など、広域にわたって対応しております。
どの地域の方も、まずはご相談ください。

関東圏
東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬、静岡、山梨

関西圏
広島、岡山、兵庫、大阪、京都、奈良、滋賀、三重、和歌山

九州圏
福岡、佐賀、大分、長崎

現地調査・無料見積のご依頼・ご相談

tel.03-6417-1153受付時間 9:00-18:00
pagetop