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2023/03/27

ヤマト紙魚(シミ)とはどんな虫?駆除方法や発生防止策について解説

ヤマト紙魚の「紙魚」はいったい何と読むのでしょうか。

紙魚は「シミ」と読み、家庭で見られる害虫の名前です。
書籍などの紙製品が好みのため物であることからその名前が付けられました。

日本ではヤマト紙魚という名前ですが、肌が銀色に包まれていることから、海外では「シルバーフィッシュ」と呼ばれています。

日本では、昔からヤマト紙魚による本や掛軸の被害に悩まされてきました。

ヤマト紙魚とはいったいどのような害虫なのでしょうか。
また駆除方法はどうすればいいのでしょうか。

ヤマト紙魚(シミ)とはどんな虫?駆除方法や発生防止策について解説

ヤマト紙魚(シミ)とは

ヤマト紙魚は原始的な昆虫で、3億年前から外見が変わっていないと言われています。
体調は8~10ミリ程度と小さく、成虫になっても羽根はありません。

ヤマト紙魚は、うろこのように銀色で、体を泳ぐようにくねらせることから「魚」という字が付けられ、本や紙類が好みの食べ物であることから「紙」という字も付けられました。
一方、英語の名前は「Silverfish」です。

ヤマト紙魚は人を噛むことはありませんが、紙の表面を削り取るように食べてしまいます。
シバンムシは本に穴を開けますが、ヤマト紙魚は本をボロボロにしても穴を開けることはありません。

タンスや押し入れの中など位ところで見つかることが多いのは、夜行性であり、暗い所に向かう「負の走光性」という性質があるためです。

ヤマト紙魚は7〜8年は生きると言われており、虫としては長寿で、しかも、1年ほどの絶食にも耐えられます。

紙魚はトイレやバス、押し入れといった暗い湿度の高い場所を好む習性があります。
高温多湿な環境を好むのは他の害虫と同じで、気温21度以上、湿度70パーセント以上を特に好むようです。
気温7度以下でも平気なので、冬の暖房のきいた部屋で見かけることさえもあります。

完全無変態であり、幼虫~サナギになる間、見た目の変化がありません。
幼虫は成虫と同じ外見であり、脱皮を繰り返しながら大きくなっていきます。

名前が表しているように、紙魚は紙が好みです。
特に掛け軸など和紙を好みますので、押し入れにしまっている場合は、食べられていないかのチェックが欠かせません。
穴を空けないまでも、掛け軸をボロボロにしてしまっている可能性があります。

紙の他にも、衣類やほこり、死骸となった虫、クッキーやパンくずなども好物です。
掃除をさぼっていたり、衣類を収納ケースに入れたままであったりすると、紙魚の住み家となってしまうでしょう。

ヤマト紙魚の駆除方法

1.ホウ酸団子

ホウ酸はネットやドラッグストアでも購入できます。
ペットや小さいお子さんがいない家庭であれば、ホウ酸:団を、通紙魚の通り道に置いておくのが有効です。
ホウ酸団子は3カ月~半年ほど効果が続きますので、ある程度の日数がたったら捨てましょう。
乳幼児がホウ酸団子1つ食べても死ぬ危険性がありますので注意が必要です。

2.ゴキブリ用のトラップ

紙魚を見かけた場所に市販のゴキブリ用のトラップを設置するという方法もあります。

3.スプレー式殺虫剤

市販のスプレー式の殺虫剤でも効果があると言われています。
強力なスプレータイプの薬剤は、家屋内に発生する多くの不快害虫に効果があり、もちろん紙魚にも有効です。

4.室内充満型エアゾール剤

紙魚に有効な殺虫剤として、室内に充満するように噴霧する「エアゾール系」の殺虫剤も使われます。
ピレスロイド系殺虫剤なので安全性が高いのがメリットです。

5.ふかしたじゃがいも

紙魚が出た場所の近くに、ふかしたジャガイモを一晩置いておくのは、一番簡単な駆除方法です。

紙魚はでんぷん質が好物なので、シミがジャガイモとお皿の間にシミが入り込んでくるのを待ち、翌朝、そのジャガイモごと捨ててしまいます。
なるべく暗い物陰や紙魚が好みそうな壁と壁の隙間の近くに置いておくとさらに効果が高いでしょう。

紙魚の防止策

室内を清潔にすることがヤマト紙魚防止の鉄則です。
ヤマト紙魚のエサと鳴るホコリや髪の毛、フケなどをしっかりと掃除し、紙魚がすみにくい環境にをつくることが大切でしょう。

また、エアコンや除湿器を使って、部屋の湿度を下げることも大切です。
紙魚は湿度が43パーセント以下になると、活動が鈍くなります。

ヤマト紙魚の居場所である隙間をふさぐことも必要です。
壁紙補修テープなどを使ってこの隙間をふさぐことが、実は一番効果的かもしれません。

さらに、ヤマト紙魚が嫌がるラベンダーのアロマオイルをしみこませた紙を衣料のそばに置いたり、ラベンダーオイルを垂らしたしおりを本に挟んだりしておくとよいでしょう。

薬局で購入できる防虫剤を使うのも有効です。
特に「パラジクロロベンゼン系」の防虫剤をおすすめします。

しかし、パラジクロロベンゼン系の防虫剤は、即効性はあるのですが、臭いが強烈なうえに、効果が長続きしないので注意が必要です。

清潔な環境を保ちましょう

清潔な環境を保つことは、ヤマト紙魚の駆除・発生予防として最低限やるべきことです。

ヤマト紙魚が棲みやすい場所を根本的に改善しなければ、たとえ高価な殺虫剤を使用したとしてもすぐにまた、ヤマト紙魚が発生してしまいます。

この記事を参考にして、しっかりと駆除対策を実施することによって、あなたにとって大切な本や掛軸、あるいは洋服を、しっかりヤマト紙魚の被害から守りましょう。

害虫駆除は808シティにお任せください

808シティ株式会社 代表取締役社長

足立雅也

大手害虫駆除業者で様々な害虫駆除を体得し、その技術を競う全国大会で優勝実績を持つ。
現場で作業にとどまらず、関連する協会や学会の役員を務めるなど、業界活動にも意欲的で、数々の講義・講演を行っている。

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