「トコジラミの駆除を自分で行う方法は?」
「被害を防ぐ予防策を教えてほしい!」
そう悩んでいる方も多いでしょう。
そこで今回はトコジラミ駆除を自分で行う方法と予防策について解説します。
プロに依頼せず駆除してみたい方は本記事をぜひ参考にしてください。
目次
ここからはトコジラミ駆除を自分で行う方法について解説します。
ポイントを押さえれば自分自身でも駆除できるため、まずは作業内容を把握していきましょう。
市販の殺虫剤でも十分効果はあります。
最近はスーパートコジラミと呼ばれる、より生命力の強いトコジラミが発生中です。
殺虫剤で対応するなら、そんなスーパートコジラミを死滅させられるスプレーを購入しましょう。
基本的にはパッケージに「トコジラミ対応」と記載があれば問題ありません。
一般的なピレスロイド系の成分以外にも、有機リン系・カーバメート系・オキサジアゾール系が配合されていると、スーパートコジラミにも有効です。
トコジラミは光や熱に弱い生き物です。
60℃であれば10分、100℃だと数秒程度で死滅します。
この弱みを突いて熱処理するのがおすすめです。
具体的には寝具を熱湯に5分以上浸してみたり、スチームアイロンで衣類に当ててみたり。
もしくはコインランドリーの乾燥機で20分以上かけてみると効果的です。
トコジラミは体が軽く、目視で存在を確認できる大きさです。
その特性を利用して掃除機で吸うのも有効と言えます。
掃除機で吸えば、大量のトコジラミを数分で駆除可能です。
ここで注意しておきたいのは掃除機での吸引後。
トコジラミは吸っただけでは死滅しないため、吸引後の紙パックはビニール袋で2重にして廃棄しましょう。
心配な方はビニール袋の中に殺虫スプレーをまいておくと安心です。
家に駆除する家電やスプレーもない方は物理的に除去するのもおすすめです。
物理的とはモノに頼らず、ほぼ自分自身の手で死滅させる方法。
具体的には粘着テープやガムテープを使い、地道にトコジラミを除去していきます。
根本的な解決まではいきませんが、見た目だけでもスッキリできると心は落ち着くでしょう。
テープで対処する場合は軽く付着面を押し付け、死骸や体液を寝具や衣類に付着させないのがポイントです。
トコジラミは成虫であれば目視確認できますが、幼虫はなかなか目で追えません。
そうなると意識していなくても「実はトコジラミがベッドにすみついていた」「洋服のすき間に入り込んでいた」などはよくあります。
今後繁殖する可能性もあり、いっそ廃棄してしまうのも一つの手です。
いくらトコジラミを駆除できても、発生した事実があると良い気分はしません。
廃棄して心を入れ替えてみると、晴れやかな気持ちで生活できます。
続いてはトコジラミ被害を防ぐ予防策について解説します。
トコジラミが発生して駆除するのも大切ですが、あらかじめ発生させない対策も必要です。
トコジラミが自然と玄関や窓から入り込んでくる事例はほぼありません。
一般的には海外旅行で宿泊先から持ち帰ってくるケース。
もしくは外国人が宿泊しがちな国内旅館・ホテルに泊まり、衣服やバッグについてしまうケースです。
帰宅時には身のまわりを確認するのとともに、殺虫剤や掃除機で対応していきましょう。
海外から発送された荷物にも要注意です。
定期的に掃除や洗濯乾燥を行っていれば、ある程度の繁殖は抑えられます。
とくに物と物のすき間や影になりやすい部分まで、丁寧に実践していくのがポイントです。
トコジラミが発生しやすいと言われる布団や枕もコンスタントに手入れしていきましょう。
春から夏にかけてトコジラミは精力的に活動するため、暖かくなる時期は注意したい季節と言えます。
トコジラミは家の中では影やすき間に生息しやすいです。
隣り合うソファとベッドのすき間だったり、タンスにしまってある衣類についてたり。
人間の目で見えない場所を好んでいます。
となれば、物自体を少なくするのもおすすめです。
いわゆる断捨離を行えば、トコジラミが住む場所もなくなります。
もちろん重要な物を捨てるのに抵抗はあるかもしれませんが、トコジラミの被害を考えれば検討してみても良いかもしれません。
トコジラミを発見したら驚く人がほとんどでしょう。
とはいえ慌てて業者に依頼せずとも、自分で駆除できます。
殺虫剤を噴射したり、熱処理したりすれば、トコジラミは死滅するのです。
トコジラミの被害にあった場合はぜひ実践してみてください。
808シティ株式会社 代表取締役社長
足立雅也
大手害虫駆除業者で様々な害虫駆除を体得し、その技術を競う全国大会で優勝実績を持つ。
現場で作業にとどまらず、関連する協会や学会の役員を務めるなど、業界活動にも意欲的で、数々の講義・講演を行っている。
東京・神奈川・埼玉を中心とした関東圏から、
大阪を中心とした関西圏など、広域にわたって対応しております。
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