お役立ちコラム

2020/10/19

害獣駆除は自分でできる?業者へ依頼するポイントとは

庭や畑、家の屋根裏を荒らす害獣、さまざまな対策をしても被害が収まらず困っていませんか?
害獣はダニやウイルスを持っているため、放置しておくと健康被害の影響を与えかねません。
また、勝手に捕獲してしまうと、法律違反となり罰金を課せられる可能性もあるので気をつけましょう。
今回は、害獣駆除とはどういった作業をするのか、資格の必要性や業者へ依頼した方がいいケースについて紹介します。

害獣駆除とは?

害獣駆除は大きく分けて2つの作業があります。

・動物を捕獲し処分する
・動物の侵入を妨害し予防する

庭や畑などの農作物を荒らしたり、屋根裏に住み着き室内に被害が及んでいたりと、状況に合わせて処分と予防策をおこないます。
被害をもたらす動物の多くは夜行性で、人間に警戒心の高いのが特徴的です。
そのため、日中に動物をほとんど見かけることがないため、害獣駆除は一定の時間が必要です。
また、動物は学習能力が高いため、家屋に侵入しないようにさまざまな対策を立てても、思うような効果が出ないケースが多いです。

どういった動物が害獣にあたるの?

害獣とは、私達の生活に悪影響を与える動物のことを言い、家畜として飼育している豚や牛などは害獣にあたりません。
一般的に害獣と呼ばれるのは、次のような動物です。

・クマ
・イノシシ
・ニホンジカ
・ニホンザル
・イノシシ
・タヌキ
・イタチ
・ハクビシン
・ネズミ
・コウモリ など

ここ最近、クマやイノシシといった害獣がエサを求めて住宅街や繁華街へ出没する被害が増えています。
害獣は山岳地帯だけではなく、どの地域にも起こり得る被害となりつつあります。
一度、エサの在り処を覚えると再度訪れるので、早めに害獣駆除や対策が必要です。

害獣駆除は資格が必要?

害獣被害を受け、市販で売られている檻や薬剤を使って動物を処分したいところですが、鳥獣保護法により無許可で駆除はできません。
鳥獣保護法とは「野生動物の生態系や農林水産業を向上し、私達が快適に暮らせるように野生動物を保護する。そして、生活に悪影響を与える場合は適切な狩猟や野生動物を管理する」という法律です。

この法律により、動物を捕獲・処分する際は、役所へ許可申請しなくてはいけません。
無許可で駆除すると、1年以下の懲役、または最高100万円以下の罰金のペナルティーがあります。
鳥獣保護法は、さまざまな状況に応じた罰則があるので、家庭内の庭で害獣駆除する際は注意が必要です。

害獣駆除は報奨金が貰えるって本当?

害獣駆除は役所へ許可申請をすることで、一般市民でも処分できます。害獣駆除をすることで報奨金が貰える地域もあり、副業として最近注目されています。
報奨金は、イノシシなら平均相場1万円、アライグマなら平均相場2,500円などです。猟師になれるのは猟友会に所属している人のみで、狩猟免許が必要です。銃を用いて害獣駆除をおこなう場合は、鉄砲所持許可証が必要なので、一定の準備をしなくてはいけません。

害獣駆除でイノシシは厄介!

庭や畑など農作物が荒らされる動物の半数以上がイノシシと言われるほど、各地方では被害が増えています。
イノシシは基本的に夜行性ですが、身の危険がないとわかると、日中も行動します。
ほかの動物と違い単独行動が目立ち、また鼻を使って土を掘り起こし根菜を食べたり、牙を使ってゴミ袋などを荒らしたりと、さまざまな被害をもたらします。
イノシシの害獣駆除は、1世帯だけで対策しても効果はほとんど得られないため、影響を受けている地域ぐるみで対策が必要です。

害獣駆除は専門業者に依頼した方が早い

金属製のネットや忌避剤などを使った害獣駆除は、役所への許可申請は必要ありません。
ただし、野生動物は学習能力が高いため、侵入ルートを塞いだり対策アイテムを設置したりしても、別の方法で被害を与える可能性が高いです。

さまざまな害獣駆除や対策をしても効果を得られない、動物の被害を確実に食い止めたいときは、専門業者に依頼した方が早いでしょう。
害獣駆除を専門におこなう業者は、事前に現地調査をして状況を偵察するところから始めます。
どういった方法が効果的か、依頼主の悩みや要望をヒアリングなどして、より確実で具体性のある害獣駆除をします。
初めて害獣駆除の専門業者へ依頼する際は、「現地調査・事前見積の有無」「作業内容の詳細」「過去の実績」を確認しましょう。

まとめ|害獣駆除に困ったときはプロに相談しよう

ネット通販やホームセンターでは、さまざまな害獣駆除の対策グッズが販売されています。
動物によって、どんなに対策をしても最被害を受けるケースがあり、フンや尿などによりウイルス感染の心配もあります。
野生動物の被害に困ったときは、害獣駆除を専門におこなうプロに相談することをおすすめします。

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