お役立ちコラム

2021/07/10

ムカデの赤ちゃんはキケン!?ヤスデとの違いと対処法を徹底解説

ムカデの赤ちゃんは小さくても毒性をもっているので非常に危険です。一方、ムカデの赤ちゃんによく似たヤスデという虫は毒性もなく、おとなしい性格をしています。
危険性は正反対ですが、実はムカデの赤ちゃんとヤスデを見分けるのはなかなか難しいのです。
今回の記事ではムカデの赤ちゃんとヤスデの見分け方や、ムカデの駆除方法や対処法についてわかりやすくご紹介します。

ムカデの赤ちゃんとヤスデの違いは?

家の中をはう小さな黒いひも状の生き物。
これを見つけてすぐに「ムカデの赤ちゃんだ!」「ヤスデだ!」と見分けられる人は多くないでしょう。

ムカデもヤスデもどちらも害虫ですが危険性が全く異なります。
それではムカデとヤスデの違いについて説明していきます。

ムカデの赤ちゃんの特徴

ムカデの赤ちゃんは小さくても毒を持っており、噛まれると激痛に襲われます。

特徴的なのは二本の長い触覚です。
お尻の方にも触覚のような長い脚があり、平べったい体透明または淡い色をしています。

ムカデの赤ちゃんは動きがすばやく、刺激を与えても丸まりません

ヤスデの特徴

ヤスデは毒を持っていませんが、異臭を放つことがあります。
触覚は短く丸みのある半筒状の体をしています。
体の色は黒〜茶褐色をしており、動きは比較的ゆっくりです。

またヤスデはムカデと異なり刺激を与えると丸まります

ムカデの赤ちゃんが出たら大量発生の可能性も?!

ムカデの赤ちゃんを一匹退治したからといって安心はできません。
なぜならムカデは子育てをする虫だからです。

ムカデは年に二回、20〜50個程度の卵を産みます。
孵化したあと母ムカデは子ムカデたちが大きくなるまで面倒をみるのです。

つまりムカデの赤ちゃんが出たということは母ムカデが近くにいるかもしれません。
さらに大量の兄弟ムカデたちもすぐそばに潜伏している可能性もあります。
そのまま放っておくと兄弟ムカデたちが成長し、大量のムカデが発生する危険性があるので注意が必要です。

ムカデの駆除方法

では、ムカデを見つけた時にどう対処すればいいのでしょうか?
ムカデを潰すのも一つの方法ですが、床やカーペットが汚れてしまったり、臭いの問題があったりするのでできれば潰すのは避けましょう。

ここでは潰さない駆除方法についてご説明していきます。

熱湯を使う

ムカデは体のタンパク質が固まってしまう50度以上の熱湯で駆除できます。温度が高いほど駆除までの時間が短くなります。
畳やカーペットの上では直接熱湯を注ぐわけにはいかないので、場所に応じてトングなどを使い、ムカデをバケツに入れてから熱湯を注ぎましょう。
この時、絶対に素手で触らないように注意してください。

殺虫剤を使う

次に紹介するのが、市販されている殺虫剤を使う方法です。
殺虫剤の成分が気になる方は凍結タイプを使用してみてください。
すぐにムカデの動きを止め、駆除できます。

ムカデの家への侵入を防ぐ方法

ムカデの駆除方法をご説明してきましたが、できれば家に侵入して欲しくないですよね。
ここからはどうすればムカデの侵入を防ぐことができるかご説明していきます。

隙間を防ぐ

ムカデはほんの少しの隙間でも入ってきます。

窓やドアだけではなく通気口やエアコンのホースからも侵入してしまうので、エアコンのホースは地面から少し浮かすのがポイントです。
お庭に面している場所は特に隙間がないようにチェックしましょう。

忌避剤やハーブを使う

市販されている忌避剤を定期的に家の周りにまいてムカデが寄り付きにくい環境にしましょう。
薬剤が気になる方はムカデが嫌うハーブを焚く方法もオススメです。
ムカデは特にハッカ油に含まれる匂い成分のL-メントールを嫌うので、このアロマオイルを炊けばムカデ避けになります。
他にもローズマリーやヒノキの香りも効果的です。

部屋をきれいにする

ムカデは湿気を好み餌となるゴキブリがいる環境に現れやすいです。
つまりムカデが大量にいる場所には餌のゴキブリもたくさんいることになります。
ムカデ・ゴキブリが繁殖しないように部屋を整理整頓してきれいに保ちましょう。
また湿気がたまらないようにこまめに換気し、必要であれば除湿機を使いましょう。

まとめ

ムカデの赤ちゃんを見つけたらすぐ近くに大量のムカデがいる可能性があります。
一つひとつ駆除していく方法もありますが、まずは家にムカデが侵入しないように工夫しましょう。
ムカデの赤ちゃんがいるということはそこがムカデにとって子育てのしやすい環境である可能性があります。
「隙間をなくす」「忌避剤やハーブで侵入を防ぐ」ことも大切ですが、一番大切なのは「部屋をきれいに保つ」ことです。
ムカデの餌であるゴキブリが繁殖しないようにこまめな掃除・換気を心がけましょう。

それでもムカデが発生してしまう時は一度業者へ相談してみるのもオススメです。

「808シティ株式会社」では「なるべく薬剤を使わない」安心安全な駆除を行っております。
ムカデの大量発生などでお困りの方は、ぜひ一度お気軽にお問い合わせください。

→808シティの害虫駆除はこちら

関連記事

  • ダニによる害とはどんなもの?ダニの種類と特徴についても詳しく解説ダニによる害とはどんなもの?ダニの種類と特徴についても詳しく解説 ダニの害というと、どのようなものをイメージされますか?「ダニに刺されて、かゆくなる」という被害を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。実は、ダニにはさまざまな種類があり、人に与える害も違います。 今回はダニの害について、ダニの種類も含めて解説しますので、参考にしてください […]
  • 新居になぜゴキブリが?効果的な対策や正しい駆除方法を徹底伝授!新居になぜゴキブリが?効果的な対策や正しい駆除方法を徹底伝授! 「新居はキレイだからゴキブリなど出るはずがない」と思っていませんか? 意外に思われるかもしれませんが、新居にゴキブリが出ることがあるのです。 実際に、「引っ越し後に新居でゴキブリに遭遇して驚いた」という経験をお持ちの方も少なくありません。 念願の新居に引っ越して早々ゴ […]
  • ネズミを追い出すには! これで解決、家庭でできる対策ネズミを追い出すには! これで解決、家庭でできる対策 ネズミの侵入は、家の中で衛生的な問題や物品の被害を引き起こす可能性があります。 家庭でできる対策として、ネズミが家に入る原因を理解し、それを基に侵入防止の措置を講じることが重要です。 ねずみを追い出すには、まずその生態と行動パターンを知り、有効な追い出し方を見つけましょ […]
  • 本の虫の駆除と対策!紙魚(シミ)・シバンムシ・チャタテムシ本の虫の駆除と対策!紙魚(シミ)・シバンムシ・チャタテムシ 久しぶりに昔の本を開くと、虫が付着していることがあります。特に本好きの方にとって、大切にしていた本に虫がついていたら嫌でしょう。この記事では本に付く虫の種類と駆除方法、事前にできる予防・対策方法を紹介します。 本に付く虫は主に3種類 本に付く虫はさまざまおりますが、 […]
  • 家に虫を寄せ付けない方法を知ろう家に虫を寄せ付けない方法を知ろう 夏は高温多湿であるため、害虫が急激に増える季節です。 害虫は庭やベランダはもちろん、時には家の中に入ってくることもあります。 家の中で大きな害虫に遭遇したらビックリしますよね。 夏の害虫は単にわずらわしいだけでなく、時に健康被害を引き起こす場合もあるため、夏に向けてし […]
  • ネズミはふんで種類が分かる!ふんの見分け方と掃除の仕方ネズミはふんで種類が分かる!ふんの見分け方と掃除の仕方 家でネズミが繁殖していると、ネズミのふんが落ちていることがあります。ネズミは種類ごとにふんの見た目も違うため、特徴を知っておくとどんなネズミが家にいるのか分かるようになります。 ネズミのふんから分かるネズミの特徴と、ふんの掃除方法をまとめました。 ネズミのふんか […]
東京・神奈川・埼玉を中心とした害虫駆除・鳥獣対策は808シティにお任せください

area対応エリア

東京・神奈川・埼玉を中心とした関東圏から、
大阪を中心とした関西圏など、広域にわたって対応しております。
どの地域の方も、まずはご相談ください。

関東圏
東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬、静岡、山梨

関西圏
広島、岡山、兵庫、大阪、京都、奈良、滋賀、三重、和歌山

九州圏
福岡、佐賀、大分、長崎

現地調査・無料見積のご依頼・ご相談

tel.03-6417-1153受付時間 9:00-18:00
pagetop