お役立ちコラム

2021/07/11

ダニが繁殖しているかも!?繁殖条件と防ぐ方法を徹底解説!

小さくて肉眼では見えにくいですが、一番身近な虫と言っても過言ではない「ダニ」。
数あるダニの中でも、布団の中に最も生息しているのが「ヒョウダニ」という種類です。
ヒョウダニは人を刺しませんが、死骸やフンが原因でアレルギーを引き起こすこともあるので対策が必要です。
特に湿気のこもりやすい5月〜7月はダニが繁殖しやすい時期。
気づかないうちに普段使っている布団の中がダニだらけになってしまっているかもしれません。
今回の記事では「ダニが繁殖する条件」と「ダニを防ぐ方法」についてご説明していきます。

ダニの繁殖スピードは想像以上に早い!

布団やカーペット・ぬいぐるみの中にも潜んでいるダニ。
全くダニのいないお家はないと思います。

ダニの寿命は3〜4ヶ月と言われていますが、1匹あたり50~100個の卵を産みます。
暖かく湿った環境ではだいたい3週間くらいで成虫になります。
理論上10匹ダニがいれば3ヶ月で1万匹まで増えると言われてるほど、繁殖力が高いです。

ダニを全くなくすことは難しいですが、繁殖しないように環境を整える必要があります。

ダニがアレルギーの原因に!?

ダニの種類にもよりますが、多くのダニは人間を刺さない実害のないものです。
しかしダニの死骸やフンを吸い込むことが原因でアレルギーになってしまう可能性があります。

ダニの死骸やフンは、アトピー性皮膚炎・気管支炎・アレルギー性結膜炎・アレルギー性鼻炎など多くの病気を引き起こします。
特にアトピー性皮膚炎や気管支炎をもつ方の7〜8割はダニ・ハウスダストが原因だと言われています。

ダニが繁殖する時期や条件は?

病気の原因にもなるダニ。ですがどの条件でも繁殖するわけではなく、繁殖しやすい条件があります。
ここからはダニが繁殖する時期や繁殖しやすい条件についてご説明していきます。

ダニの繁殖時期

ダニが繁殖しやすいと言われているのは5〜7月の梅雨の時期。暖かくてジメジメした環境を好みます。

ダニが好む室温と湿度

ダニは室温20〜30℃、湿度60〜80%で繁殖します。つまり梅雨の時期がまさにその条件。

ただし最近は機密性の高い、冬でも暖かいお家が増えています。
そのため繁殖しにくいと言われている冬でもダニの好条件がそろってしまうかもしれません。

ダニの餌となるもの

ダニの主な餌は人間の髪の毛やフケ・アカ・ホコリです。
特にダニが発生しやすい布団にはダニの餌が大量に存在しています。
食べかすもダニの栄養源になるので、お布団の上でお菓子を食べるなんてことも避けてください。

ダニの繁殖を防ぐ方法は?

今までダニが繁殖する条件をお話ししてきましたが、どうにかしてダニの繁殖を防ぎたいですよね。
家族みんなが安心して過ごせるようにしたい。
そのためにはダニの好む環境を作り出さないことが大切です。ここではダニの繁殖を防ぐ方法についてご説明していきます。

高温と乾燥

ダニ対策として天日干しをイメージした方も多いのではないでしょうか。しかし天日干しでは不十分です。

ダニは50~60℃以上の高温に1時間以上晒せば死滅するのですが、天日干しでは影になる部分や布団の内部までその温度に達せません。
できれば布団乾燥機を使ってダニを駆除しましょう。
コインランドリーの乾燥機を使うのもオススメです。

ポイントは布団全体を温めることです。
50℃以上にならない場所が一部でもあれば、ダニたちはそこへ逃げて生き延びてしまいます。

ダニの死骸処理を行う

ダニを死滅させたあとは掃除機で死骸の処理を行いましょう。
アレルギーはダニの死骸やフンを吸い込むことで生じます。
またダニの死骸を餌とする「ツメダニ」が繁殖してしまいます。

このツメダニは人を噛む実害のあるダニです。
必ず掃除機で死骸を吸い取るようにしてください。

こまめに部屋の掃除をする

ダニの餌となるフケ・アカ・ホコリがたまらないようにしましょう。生活していればどうしても出てしまうものです。
こまめに掃除をして部屋をなるべく清潔に保ちましょう。

まとめ

ダニはアレルギーを引き起こす可能性のある虫です。
「乾燥機を使った対策」「ダニの死骸の処理」「こまめな部屋の掃除」を行い、ダニが繁殖しないように心がけましょう。
それでもダニが繁殖してしまう時は一度業者へ相談してみるのもオススメです。

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