お役立ちコラム

2022/02/17

【害虫】カメムシの4つの駆除方法を解説!生態を知ってしっかり対策

クサイ臭いを出すカメムシは、越冬するために民家に侵入することで有名ですが、被害はそれだけではありません。カメムシは果物や野菜などを好んで吸汁するため、農家の方が頭を悩ませる害虫の一つなのです。
この記事では、そんな害虫カメムシにお悩みの方に、安心安全に駆除できる忌避剤4種類と、カメムシの生態や好む植物や野菜についてご紹介します。

【害虫】カメムシの4つの駆除方法を解説!生態を知ってしっかり対策

害虫カメムシに効果あり!4つの駆除方法

果物・野菜・お米まで吸汁してしまう害虫カメムシ。どのようにカメムシから農作物を守れるでしょうか?カメムシの駆除に効果的で、安心して使用できる忌避剤をご紹介します。

木酢液

木酢液とは、広葉樹の木炭を焼くときに発生した煙を冷却して液体にしたもので、害虫対策に効果があります。液体は茶色で、燻しの香りがするのが特徴です。カメムシも木酢液の独特の香りが苦手なのか、木酢液を散布すると農作物にあまり寄ってきません。木酢液の種類によりますが、薄めてから被害を避けたい植物の周りに散布します。さらに木酢液の原液を吊るしておくと、香りが周りに広がって害虫が寄って来なくなるでしょう。

コーヒー

コーヒーも木酢液と同じように、燻したような香りがあるためカメムシも苦手の様子。薄めず、普段飲む濃さのコーヒーを植物に散布します。コーヒーは木酢液ほどの刺激はないので、カメムシの被害がなくなるまで定期的に撒くようにしましょう。

唐辛子

唐辛子は言うまでもなく、かなり刺激が強いため、カメムシにも効果が期待できます。一般に販売されている忌避剤にも、唐辛子エキスが含まれているものが多いです。タバスコのような唐辛子やハラペーニョなどが液体になったものを、水で薄めてから撒くようにしましょう。ただ、人間にとっても唐辛子の匂いは刺激となります。目が痛くなったりむせてしまったりするので、使うときは気を付けてくださいね。目や口を守るために、マスクやゴーグルをつけて散布することをオススメします。

ハッカ

ハッカのオイルは蚊除けにもよく使われますが、カメムシの忌避剤としても有効です。農作物だけでなく、室内や洗濯物に用いやすいのも特徴。

[ハッカ油を使った忌避剤の作り方]

  • ハッカオイル10〜20滴
  • 水90ml
  • 無水エタノール10ml

以上の材料をスプレーボトルに入れて、混ぜてから散布します。用途に合わせてそれぞれの忌避剤をカメムシ対策に使い分けることができますね。

害虫カメムシの生態とは?

農作物に被害を及ぼす吸汁性害虫、カメムシの生態は一体どのようなものでしょうか?カメムシの生涯は1年半ほどで、全般的に春から秋にかけて活発に活動するのが特徴です。その間に産卵が行われ、生まれたカメムシは何度か脱皮を繰り返して約1ヶ月で成虫になるので、放っておくとカメムシの数はどんどん増えていくでしょう。

カメムシはストローのような針状の口器を、果物や茎・葉に刺して水分を吸って栄養を蓄えます。寒くなってくると暖かい場所を求めて枯れ葉や住宅の隙間に移動し、越冬してまた春が来るのを待ちます。カメムシの中には農作物の害虫を捕食するタイプの益虫もいるので、すべてのカメムシが害虫ではないことも知っておいてください。

害虫カメムシが発生する時期

カメムシは春から秋にかけて注意が必要です。お米を吸汁する「カスミカメムシ類」は、お米が柔らかい稲穂を狙って、7月下旬から8月上旬にかけて発生。「チャバネアオカメムシ」「ツヤアオカメムシ」「クサギカメムシ」は、果樹系・大豆・野菜を好みます。4月から10月にかけて吸汁し、成虫のまま果樹園の下の落ち葉の中で越冬します。

害虫カメムシが寄ってきやすい植物や野菜

カメムシが好きな食べ物は、米やリンゴ・ミカンのような柑橘類、モモなどの果物、ナス科の野菜(トマト・トウガラシ・シシトウ)、ヒルガオ科の野菜、サツマイモ、大豆、アブラナ科の野菜(ダイコン・キャベツ・コマツナ)など、たくさんあります!農作物全般はカメムシに警戒したほうがよさそうですね。

害虫カメムシの被害内容

カメムシにお米が吸汁されると、農家さんであればお米を販売できなくなる可能性もあります。斑点米や黒いくさび形の黒点米などが発生し、味や栄養面でも品質が落ちてしまうのです。野菜や果樹系の実や茎が吸汁されると、植物自体が発育不良になり、実が美味しくなくなったり茎や葉が変形したりします。カメムシの被害によって商品として販売できなくなったり、美味しくなくなったりする前に、しっかりと対策しましょう。

まとめ

カメムシの駆除方法として、安心して使用できる化学物質を含まない忌避剤は「木酢液」「コーヒー」「唐辛子」「ハッカ」の4つです。畑や室内など使用する場所によって、それぞれの忌避剤を使い分けてみてはいかがでしょうか?農作物に被害をもたらす害虫タイプのカメムシは、春から秋にかけて活発に行動します。

その時期は、好物であるお米・植物・果物にカメムシが寄ってきていないか頻繁に確認して、こまめに忌避剤を撒くようにしましょう。すでにたくさんのカメムシが飛来して被害が大きく、自分で駆除するのに限界を感じたらぜひ「808シティ株式会社」にご相談ください。害虫対策のプロフェッショナルが対応させていただきます。

→カメムシの害虫駆除は808シティにお任せください

関連記事

  • ハクビシンが嫌がるものとは?自分でできる効果的な撃退方法ハクビシンが嫌がるものとは?自分でできる効果的な撃退方法 ハクビシン対策の決定版!嫌がる匂いや環境を使った効果的な撃退法とは? ハクビシンの侵入を防ぐには、その習性を理解し、彼らが嫌う環境を作ることが効果的です。 この記事では、匂いや音、物理的なバリアを使った撃退法を紹介し、誰でも簡単に実践できる対策を提案します。 ハクビシ […]
  • コウモリが家に侵入した!侵入経路と状況別の追い払い方コウモリが家に侵入した!侵入経路と状況別の追い払い方 「夕方、家の窓を開けていたらコウモリが入りこんできた!」などの話をときどき聞きます。コウモリは日本でもよく見かける生き物で、人間の家を住処にすることもあります。迷い込んできた場合も、住処にされてしまった場合も、かなり迷惑です。 そこで、コウモリが家に侵入した場合の対処法を […]
  • 白いノミに似た小さな虫の正体は?発生原因や駆除方法をご紹介白いノミに似た小さな虫の正体は?発生原因や駆除方法をご紹介 白いノミのようにうごめく小さな虫を見たことがありませんか?その虫の正体は「チャタテムシ」か「コナダニ」の可能性が高いです。 「チャタテムシ」や「コナダニ」を駆除せず放置しておくとアレルギー症状などの被害が生じる恐れがあります。そのため「チャタテムシ」や「コナダニ」の発生原因や […]
  • 羽アリに似た虫にはどんな虫がいる?駆除方法や発生を防ぐ方法について羽アリに似た虫にはどんな虫がいる?駆除方法や発生を防ぐ方法について メイガ、アリガタバチ、キノコバエはシロアリの羽アリと姿形がそっくりで、よく見間違うことがあります。 シロアリの羽アリと似ているからといって同じ駆除方法を用いても効果がありません。 これらの虫を見つけたら、まず、羽アリか羽アリ以外の虫であるかを判断したうえで、正しく駆 […]
  • ゴキブリ対策は冬がおすすめ!その理由と対策法をご紹介ゴキブリ対策は冬がおすすめ!その理由と対策法をご紹介 「ゴキブリが苦手で、対策に困っている」という方は多いのではないでしょうか?そんな、ゴキブリが苦手な方に朗報です。ゴキブリ対策を行うのに、実は冬がもっとも効果的ということをご存じですか? この記事では、なぜ冬のゴキブリ対策が効果的なのか、また冬にできるゴキブリ対策とはどんな対策 […]
  • 鳩の巣を自分で駆除するには?法律にも注意が必要鳩の巣を自分で駆除するには?法律にも注意が必要 鳩の巣を作られてしまうと糞害や騒音などさまざまな問題を引き起こすおそれがあるため、駆除を考えなくてはなりません。 糞害や騒音などのトラブルは、日常生活の大きなストレス要因になります。 しかし「鳩を駆除する方法が分からない」との声は少なくありません。 そこでこの記事 […]
東京・神奈川・埼玉を中心とした害虫駆除・鳥獣対策は808シティにお任せください

area対応エリア

東京・神奈川・埼玉を中心とした関東圏から、
大阪を中心とした関西圏など、広域にわたって対応しております。
どの地域の方も、まずはご相談ください。

関東圏
東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬、静岡、山梨

関西圏
広島、岡山、兵庫、大阪、京都、奈良、滋賀、三重、和歌山

九州圏
福岡、佐賀、大分、長崎

現地調査・無料見積のご依頼・ご相談

tel.03-6417-1153受付時間 9:00-18:00
pagetop