お役立ちコラム

2022/08/18

最強の蜂・オオスズメバチとは?生態・毒性・駆除方法をご紹介

「世界最強の蜂」が日本に生息していることをご存じでしょうか?
その蜂の名は「オオスズメバチ」といいます。
オオスズメバチは、毒性や噛む力の強さなどから「世界最強の蜂」として恐れられています。

さらに、オオスズメバチ以外の毒性の強い危険な蜂をランキング形式でご紹介していますので、住み着いてしまった蜂の危険性が気になる方は、ぜひ参考にしてください。

蜂の巣の駆除の必要性や方法についても解説していますので、対策を知りたい方も必見の内容です。

最強の蜂・オオスズメバチとは?生態・毒性・駆除方法をご紹介

世界最強の蜂・オオスズメバチとは?

オオスズメバチは、なぜ「世界最強」と呼ばれるのでしょうか?
ここでは、その真相に迫ります。

オオスズメバチが最強と言われる理由

オオスズメバチが「最強」と言われる理由は、次の4つの能力を持っていることです。

強力な毒針

オオスズメバチは強力な3本の毒針を持っています。
それぞれがノコギリ状の細かい刃を備えており、ミツバチの針とは異なり、何度も刺すことが可能です。
3本のうちの2本で標的の皮膚を突き破り、毒を注入します。

危険な毒液

オオスズメバチの毒液は他の蜂のものに比べて、より強い痛みを引き起こす性質を持っています。
おしりの部分から直接毒液を吹きかける場合もあり、目に入ると失明の危険があります。

強じんなあご

オオスズメバチのあごは非常に強じんで、その威力は他の昆虫をかみちぎるほどです。
人間がかまれた場合は、皮膚を食い破られて出血するおそれがあります。

高い統率力

高い統率力を持っているため、集団で行動する際には攻撃力が増大します。
空中に散布する毒液に含まれている「警戒フェロモン」で仲間を呼び、集団で攻撃を仕掛けてきます。

オオスズメバチの生態・大きさ・毒性

オオスズメバチは、ハチ目スズメバチ科スズメバチ亜科スズメバチ属に属する昆虫の一種です。
日本およびインド・東南アジア・東アジアに広く分布しています。
日本では北海道から九州まで分布し、土中・家の床下・屋根裏など閉鎖的な空間に巣を作ります。

他の蜂と同じく女王蜂を中心とする社会を形成しており、体長は女王蜂が40~55 mm、働き蜂が27~40 mm、オス蜂が 27~45 mmほどです。
オス蜂は毒針を持っておらず、働き蜂の役割は主にメス蜂が担います。
オオスズメバチの毒は、日本に生息する蜂だけでなく、全ての有毒生物の中でもトップクラスの威力を持っています。

オオスズメバチの名前の由来

「スズメバチ」という名前の由来については、以下の2つの説があります。

スズメ並みの大きさをしていること

スズメバチは蜂の中でも非常に体が大きい部類です。

巣の外面の模様がスズメの体の模様に似ていること

スズメバチの一種であるキイロスズメバチの巣の模様が、スズメの体の模様によく似ています。

最強のハチランキング(刺されると危険!)

危険な蜂はオオスズメバチだけではありません。
どの種類の蜂もそれなりの危険性を持っているため、オオスズメバチ以外の蜂にも警戒を怠らないことが大切です。
以下は蜂の「危険度ランキング」です。

1位・・・オオスズメバチ
2位・・・キイロスズメバチ
3位・・・モンスズメバチ
4位・・・チャイロスズメバチ
5位・・・ツマグロスズメバチ
6位・・・ツマアカスズメバチ
7位・・・コガタスズメバチ
8位・・・ヒメスズメバチ
9位・・・クロスズメバチ

最強のオオスズメバチからミツバチまで!駆除の必要性と方法

最強のオオスズメバチや「危険度ランキング」でご紹介した危険な蜂は、言うまでもなく駆除が必要です。
一方、それほど危険なイメージがないミツバチも、放置していると刺される可能性があるほか、糞尿で壁や洗濯物が汚されるおそれがあるため、駆除が必要になります。

「最強」といわれるオオスズメバチは非常に攻撃的で危険なため、自分で駆除することはおすすめできません。
オオスズメバチの駆除は、専門的なノウハウを持つ業者に依頼しましょう。
しかし、「どうしても自分で駆除したい」という場合は、以下の注意点を守ってください。

防護服を着用する

毒針で刺されるとアナフィラキシーショックを引き起こす危険があるため、駆除の際には必ず防護服を着用してください。

駆除に最適な時間帯を選ぶ

蜂が活動をやめる日没から早朝までの時間帯に駆除を行いましょう。

直接手で触らない

毒針に刺されないように、蜂を直接手で触らないでください。
死んだ蜂も針に毒が残っているため、触らないように注意しましょう。

まとめ

以上、「世界最強の蜂」と呼ばれるオオスズメバチについて解説しました。

強力な毒性や強じんなあごなどを持つオオスズメバチの危険性について、よくお分かりいただけたかと思います。
オオスズメバチほどでなくても、どの種類の蜂もそれなりの危険性を持っているため、家に蜂の巣ができたら速やかに対処することが大切です。
危険を伴う駆除作業を自分で行うことは避け、専門的なノウハウを持つ業者に依頼しましょう。

安全に蜂を駆除するには、経験豊富な業者に依頼することが重要です。

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足立雅也

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