お役立ちコラム

2022/07/29

軒下のコウモリ対策。追い出す方法や寄せ付けない方法を徹底解説

暗くなると行動を活発化させるコウモリが、家の軒下に住み着く場合があります。
自宅の軒下にコウモリがぶら下がっていたら嫌ですよね。

軒下がコウモリの住処になると、家の見た目が悪くなるだけでなく、感染症などの健康被害を引き起こす可能性があります。
コウモリが軒下に住み着いた場合は、速やかに追い出すことが重要です。
ですが、効果的な追い出し方が分からないという方もいらっしゃると思います。

そこでこの記事では、コウモリが軒下に住み着く原因・コウモリを追い出す方法・コウモリを寄せ付けない方法・コウモリ対策での注意点について分かりやすく解説します。

軒下のコウモリ対策|追い出す方法や寄せ付けない方法を徹底解説

コウモリが軒下に住み着く原因とは?

コウモリが軒下に住み着く原因は、主に三つあります。
それは次のようなものです。

エサとなる虫が多く集まる

夜になると軒下は外灯で明るくなるため、多くの虫が集まってきます。
コウモリは虫をエサとしているため、虫が多く集まる軒下は格好の住処となるのです。

雨風から身を守れる

軒下はコウモリが雨風から身を守るのに絶好の場所であり、巣を作るのにも適しています。
コウモリは寒さを苦手としているため、雨風をしのげる軒下は暖かくてとても住みやすい環境です。

天敵から身を隠すことができる

軒下は死角になりやすいため、コウモリが天敵から身を隠すのに適しています。

軒下のコウモリ対策

軒下のコウモリ対策は、「住み着いた後」の対策と「住み着く前」の対策に分かれます。
順番に見ていきましょう。

【住み着いた後】コウモリを追い出す方法

コウモリが軒下に住み着いてしまった場合は、効果的な方法で追い出す必要があります。
ただし、コウモリの捕獲や殺傷は法律で禁止されているため、傷つけないように注意してください。

コウモリを追い出す

コウモリを追い出すには、主に次のような方法があります。

忌避スプレーを使う

コウモリが嫌がる成分を含む忌避スプレーを巣に目がけて吹きかけます。
コウモリ専用の忌避スプレーは、ホームセンターやドラッグストアなどで購入可能です。
ただし、一度吹きかけただけでは再び戻ってくる可能性があるため、数回に分けて使う必要があります。
天然香料を使っている忌避スプレーは安全性が高いためおすすめです。

軒下にライトを照射する

コウモリは光を苦手としているため、軒下にライトを照射することで傷つけずに追い出すことができます。

蚊取り線香を使う

コウモリは蚊取り線香も苦手としています。
そのため、軒下で蚊取り線香を使用し煙を充満させることで、コウモリが徐々に逃げていきます。

侵入経路をふさぐ

コウモリの追い出し作業が完了したら、再び戻ってこないように侵入経路をふさぎます。
わずか1センチメートルほどの隙間があれば簡単に侵入されてしまうため、小さな隙間も残さないようにしましょう。
通気口などは完全にふさぐことができないため、金網などを張って侵入できないようにしてください。

【住み着く前】コウモリを寄せ付けない方法

次に、軒下にコウモリを寄せ付けない方法をご紹介します。
以下のような方法があります。

テグスを使う

「テグス」とは、ナイロンなどで作られた丈夫な糸のことです。
テグスを軒下に張り巡らせると、超音波で物体の位置を判断するコウモリの方向感覚を狂わせることができるため、コウモリは軒下までたどり着けなくなります。
軒下でコウモリの糞がよく落ちている箇所に張るのが効果的です。

超音波発生装置を使う

コウモリは超音波を発生させて、周囲への反響の度合いを認識することで自分の位置を把握しています。
超音波発生装置を使うと、コウモリの方向感覚が狂うため、軒下に近寄れなくなります。

ジェルタイプの忌避剤を仕掛ける

忌避剤には、スプレータイプだけでなくジェルタイプのものもあります。
ジェルタイプの忌避剤をトレイなどに入れて軒下に吊るすのがおすすめです。
忌避効果は約1年と長時間持続するのが特徴です。

軒下のコウモリ対策での注意点

最後に、軒下のコウモリ対策での注意点をご紹介します。
特に以下の二点に気を付けてください。

コウモリを傷つけない

コウモリは「鳥獣保護法」という法律によって保護されているため、許可なく捕獲や殺傷をすることが禁止されています。
そのため、コウモリ対策を行う際には、コウモリを傷つけないように注意してください。

糞を素手で触らない

コウモリの糞には、感染症を引き起こす病原菌やウイルスが含まれている場合があるため、決して素手で触らないでください。
また、乾燥した糞が舞い上がると、誤って吸い込んでしまうおそれがあるため、糞を掃除する際にはマスク・ゴーグル・帽子を着用しましょう。
掃除機は排気によって病原菌やウイルスを拡散させてしまう危険があるため、掃除機の使用はNGです。

糞は、ホウキとチリトリで集めて、完全に密封した袋で処分してください。
ホウキとチリトリがない場合は、二重にしたビニール袋を裏返しにして糞を回収すると良いでしょう。

まとめ

以上、軒下でのコウモリ対策について解説いたしました。

軒下にコウモリが住み着くと、家の見た目が悪くなるだけでなく、病原菌やウイルスを含む糞によって健康被害を引き起こす危険性があります。
軒下にコウモリが住み着いた場合は速やかに追い出し、まだ住み着いていない場合は寄せ付けない対策を行いましょう。
コウモリは鳥獣保護法で保護されているため、追い出す際には傷つけないように十分注意してくださいね。

自分では手に負えないという場合は、プロの駆除業者に対策を依頼するのがおすすめです。

「808シティ株式会社」は、東京・神奈川・埼玉で害虫駆除・鳥獣対策を行っております。
安心安全な施工方法・柔軟な料金設定・豊富な情報に基づいた高い技術で、お客様にご満足いただけるサービスをご提供いたします。
鳥獣被害でお悩みの方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。

害獣駆除は808シティにお任せください

808シティ株式会社 代表取締役社長

足立雅也

大手害虫駆除業者で様々な害虫駆除を体得し、その技術を競う全国大会で優勝実績を持つ。
現場で作業にとどまらず、関連する協会や学会の役員を務めるなど、業界活動にも意欲的で、数々の講義・講演を行っている。

関連記事

  • ネズミ駆除の完全ガイド!自宅でできる効果的な方法を徹底解説ネズミ駆除の完全ガイド!自宅でできる効果的な方法を徹底解説 ネズミは住宅や商業施設などに侵入し、食料を荒らすだけでなく、電気配線をかじったり病原菌を運んだりする危険な害獣です。 特に自宅で発生した場合、衛生面や安全面に深刻な影響を与える可能性があるため、早期の対策が求められます。 このコラムでは、ネズミが家に侵入する原因から、効 […]
  • 効果的なゲジゲジ対策は?屋内への侵入を防ぐ方法や退治方法を解説効果的なゲジゲジ対策は?屋内への侵入を防ぐ方法や退治方法を解説 屋内でゲジゲジを発見したら、さぞびっくりすることでしょう。 ゲジゲジはその見た目の怖さから、刺されるのではないかとか、健康被害があるのではないかとか気になってしまいます。 ゲジゲジを屋内に侵入させないようにしたり、すでに屋内に入ってきたゲジゲジを追い出したりするには […]
  • 黒い蜂の正体とは?名称や危険性を解説黒い蜂の正体とは?名称や危険性を解説 家の庭や外出中などで黒い蜂を見かけることがありませんか? 急に大きな黒い蜂に遭遇したらびっくりしますよね。 日本には多くの種類の蜂がいますが、大きな黒い蜂はとりわけ恐怖を感じさせる存在といえるでしょう。 また、黒い蜂によく似た蜂以外の昆虫も生息しています。 黒い蜂や […]
  • 鳩の天敵とは?天敵を利用する効果的な鳩対策について鳩の天敵とは?天敵を利用する効果的な鳩対策について 鳩の天敵といえば、みなさんはどのような動物が思い浮かぶでしょうか? 鳩の天敵の中ではカラスやヘビが有名ですが、それら以外にも陸と空にたくさんの天敵が存在します。 鳩は住宅への被害をもたらすことがありますが、実は天敵を利用する形で鳩対策を行うことが可能です。 この記 […]
  • 【放置は危険!】自分でできるネズミ退治法おすすめ6選【放置は危険!】自分でできるネズミ退治法おすすめ6選 屋根裏から何かの走る音がしたり、家の中に置いていた物が勝手になくなっていたりしたら、それはネズミの仕業かもしれません。少しでもおかしいと感じたら、まずは自分でできるネズミ退治をやってみましょう。 この記事では自分でできるネズミ退治の6つの方法と、退治後の後始末についてご紹 […]
  • マンションのゴキブリはどこから入ってくる?ゴキブリの侵入口と対策を解説マンションのゴキブリはどこから入ってくる?ゴキブリの侵入口と対策を解説 マンションの高い階にゴキブリが出現したという話を聞いたことがあります。 このゴキブリはいったいどこからどうやって侵入してきたのでしょうか。 ゴキブリはマンションの高い階にいても残念ながら出現します。 そのため、どの階に住んでいてもマンションのゴキブリ対策は必要でしょう […]
東京・神奈川・埼玉を中心とした害虫駆除・鳥獣対策は808シティにお任せください

area対応エリア

東京・神奈川・埼玉を中心とした関東圏から、
大阪を中心とした関西圏など、広域にわたって対応しております。
どの地域の方も、まずはご相談ください。

関東圏
東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬、静岡、山梨

関西圏
広島、岡山、兵庫、大阪、京都、奈良、滋賀、三重、和歌山

九州圏
福岡、佐賀、大分、長崎

現地調査・無料見積のご依頼・ご相談

tel.03-6417-1153受付時間 9:00-18:00
pagetop