お役立ちコラム

2022/07/28

【コウモリフン対策】特徴・危険性・掃除方法を分かりやすく解説

家の周辺に小さくて黒い物体がたくさん落ちていることがあります。
もしかすると、それはコウモリのフンかもしれません。

コウモリのフンは病気を引き起こす危険があるほか、住宅を腐食させる原因になる可能性もあります。
もしご自宅の周辺でコウモリのフンを見かけた場合は、速やかに対処することが大切です。

予備知識がないままで掃除などを行うのは大変危険であるため、コウモリのフンの基本を押さえておきましょう。

この記事では、コウモリのフンの特徴と見分け方・危険性・掃除方法・掃除する際の注意点について分かりやすく解説します。

【コウモリフン対策】特徴・危険性・掃除方法を分かりやすく解説

コウモリのフンの特徴と見分け方

コウモリのフンと他の動物のフンを見分けるには、コウモリフンの特徴を押さえておくことが重要です。

コウモリのフンには、次のような特徴があります。
大きさ:5mm~10mm
色:茶色または黒色
形状:細長い
よく落ちている場所:ベランダや軒先

コウモリのフンは他の鳥類のフンとは違い、液状ではなく乾燥しており、もろくて崩れやすいという性質があります。
また、コウモリは飛びながらフンをすることがないため、フンが一か所に集中して落ちていることが多いのが特徴です。

ネズミのフンは形状・色・大きさの点でコウモリのフンによく似ていますが、水分が含まれている点が異なります。

また、コウモリのフンが屋外に落ちている場合が多いのに対して、ネズミのフンは屋内に落ちている場合が多いです。
「フンに水分が含まれているか」「屋外と屋内のどちらに落ちているか」という二点が、コウモリのフンとネズミのフンを判別する際の有効な目印になります。

コウモリのフンの危険性とは?

コウモリのフンの危険性は、主に「健康への被害」と「家屋への被害」に分けられます。
ひとつずつ見ていきましょう。

病気の原因になる

コウモリのフンは非常に不衛生であり、病原菌を含んでいる場合があります。
そのため、素手で触ると、感染症などの健康被害を引き起こす恐れがあります。

また、素手で触らなくても、安心はできません。
コウモリフンは有機物であるため時間の経過とともに分解されていきますが、分解の過程で空気中にまき散らされた菌を吸い込んでしまう危険があるのです。

家屋が腐食する可能性がある

コウモリが家屋の同じ場所で繰り返しフンをすると、その部分が腐食してしまう恐れがあります。
例えば、軒下・ベランダ・玄関・天井裏などです。
特に天井裏は見えない部分であるため、雨漏りなどが起こってようやく気付くというケースがあります。

腐食が進むと、家屋が弱くなり、天井や床などの修理が必要になる可能性があります。

コウモリのフンの掃除方法

コウモリのフンの掃除方法をご紹介します。

用意するもの

・マスク
・ゴーグル
・ゴム手袋
・捨ててもよい服(菌が服に付着する可能性があるため)
・帽子
・ホウキ
・ちりとり
・ゴミ袋
・雑巾
・殺菌スプレー
・髪をまとめるためのゴム(髪が長い方の場合)

掃除の手順
➀マスクなどを着用し完全防備の状態にする

菌を体内に取り込むことを防ぐために、マスク・ゴーグル・帽子・ゴム手袋などを着用し完全防備の状態にしてください。
髪が長い方は、菌が髪に付着しないようにゴムなどで髪をまとめられるとよいでしょう。

➁フンを一か所に集める

準備ができたら、ホウキとちりとりを使ってフンを一か所に集めます。
フンが乾燥した状態だと宙に舞ってしまうため、殺菌スプレーを吹きかけて湿らせておくとよいでしょう。
なお、掃除機を使うとフンをまき散らしてしまうため、掃除機の使用は控えてください。

➂フンを密封して処分する

フンを一か所に集めたら、ビニール袋に密封して処分します。
菌が外に出ないように、ビニール袋を二重にするのがポイントです。
フンに触れた道具がある場合は、その道具も処分してください。

④消毒する

フンの処分が終わったら、消毒を行います。
雑巾で軽く拭き掃除を行った上で、フンがあった場所に殺菌スプレーを吹きかけてください。

⑤侵入経路をふさぐ

最後に、コウモリの侵入経路になりそうな箇所をふさぎます。
コウモリはわずか1.5cmほどの隙間があれば侵入できるため、シーリング材などを使用して小さな隙間も見逃さずにふさぎましょう。
通気口など完全にふさぐことができない箇所には金網を使用するのがおすすめです。

コウモリのフンを掃除する時の注意点

コウモリのフンの量が多いと掃除機で一気に吸い込んでしまいたいと思われるかもしれませんが、掃除機は使用しないでください。
コウモリのフンは乾燥していてもろいため、掃除機で吸い込んだ際に排気で菌を空気中にまき散らしてしまう危険があるためです。

万が一掃除機でフンを吸い込んでしまった場合は、掃除機をしっかりと除菌しましょう。
紙パックを交換し、丸洗いできるタイプの掃除機の場合は丸洗いをすれば大丈夫です。

まとめ

以上、コウモリのフンの掃除方法などについて解説いたしました。

コウモリのフンを放置していると、健康被害を引き起こすほか、家屋の腐食など住宅にも被害を及ぼします。
そのため、家の周辺に多くのコウモリのフンが落ちているのを発見した場合は、速やかに対処することが重要です。
コウモリのフンは病原菌を含んでいる場合があるため、掃除の際には完全防備の状態で臨み、絶対に素手で触らないようにしてくださいね。
自分で掃除や除菌を行うことに不安を感じる場合は、プロの業者に依頼すると安心です。

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808シティ株式会社 代表取締役社長

足立雅也

大手害虫駆除業者で様々な害虫駆除を体得し、その技術を競う全国大会で優勝実績を持つ。
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