お役立ちコラム

2023/04/25

コウモリを駆除するには?コウモリの活動する時期や時間について

コウモリは家の近くなどに生息しており、ふだん目にすることも多い生き物です。
このコウモリは、自宅に住み着いて人間に病気を感染させることもあります。

コウモリの活動時期や性質などを正しく知ったうえで、被害を防ぐために効果的な駆除をおこなう必要があります。

コウモリが活動する時期や時間帯はいつなのでしょう。
コウモリを効果的に駆除するためにはどうすればよいのでしょうか。

コウモリを駆除するには?コウモリの活動する時期や時間について

コウモリとはどんな生き物なの?

コウモリは大きさが約5センチで、褐色の黒色をしています。
空を飛ぶことができる唯一の哺乳類です。

人間の住んでいる場所の近く、特に天井裏や都会のビル群の陰など、光が当たらない場所を好みます。

コウモリは蚊やハエ、ユスリカ、ゴキブリなど、人間にとって有益な昆虫を主食としています。そのため、コウモリを「益獣」とする向きもあります。

夜行性であるコウモリは、夕方から活動することが多いようです。
年間では、冬は冬眠し、春から秋にかけて活動し、夏になると繁殖時期を迎えます。
夏はユスリカ、蚊などコウモリの主食となる昆虫が増えるので、十分栄養を貯えることができ、その結果、一度に1~3匹もの子供を産みます。

コウモリはどんな被害を及ぼすのか

コウモリは、家やマンションの建物と屋根との小さな隙間などから入り込み、ベランダや天井に棲みつきます。

コウモリは人を噛んだりするような直接的な被害はありませんが間接的な被害を与えます。

コウモリの糞は臭いがひどく、天井から漏れ出てくることもありますし、糞から感染症にかかることもあるようです。

あるいは、ペットがコウモリの糞を食べて、感染症にかかることもありますし、ペットから人間に感染する可能性もあります。

コウモリの駆除に最適な時期は

こうした有害なコウモリを駆除するのに最適な時期はいつなのでしょうか。

コウモリの駆除は、コウモリが冬眠から覚めてから繁殖をする前の春か、コウモリが冬眠する前の冬がねらい目です。

冬眠の時期に入ると、コウモリの動きが止まるので駆除がしにくくなります。

適切なタイミングを見定めて、効果的な駆除をおこなうようにしましょう。

コウモリの駆除に最適な時間帯は

一日の時間帯としては、どの時間帯がコウモリの駆除に適しているのでしょうか。

日没あたりの時間帯が駆除に最適な時間帯であるといわれています。

夜行しであるコウモリは、昼間は隠れ家でじっとしていますが、日没あたりになると、ゴソゴソと動き始めます。

しかし、この時間帯は薄暗くなりますし、作業場所が高い所になることが多いので、転落などの事故を起こさないように注意しましょう。

コウモリの効果的な駆除方法

具体的な駆除方法を解説します。

コウモリの駆除は春から秋が最適なタイミングとお伝えしましたが、具体的には4月~6月、10月の日没あたりがおすすめです。

うっかりこの時期をやり過ぎてしまった場合は、コウモリ駆除の専門業者に依頼したほうがよいでしょう。

とはいえ、コウモリは、「鳥獣保護管理法」で守られている保護動物なので、捕獲や殺傷は禁止されています。

そのため、駆除のための作業としては、すみ家から追い出すことと、侵入口をふさぐことの2つになります。

コウモリが棲みついている換気口や屋根裏、天井裏、外壁、シャッターのすきまなどに忌避スプレーを吹き付けて追い出しましょう。
また、そういったすみかに目の細かい金網などをかけて外側から入り口をふさぎましょう。

コウモリの追い出しのほかにも、フンや寄生虫やばい菌などの清掃・消毒も必要です。

繁殖期と冬眠の時期の駆除はNG?

家に棲みつくコウモリは7月~8月にかけて子供を出産しますが、出産後間もない子供コウモリは飛ぶことも自分でエサを見つけることもできません。
こうした子供のコウモリを死なせてしまう可能性があるからです。

子を守るため母親のコウモリは決して棲みかから逃げようとはしないでしょう。

また、母親が外出している間に入口をふさいでしまうと、子供コウモリは母親からエサをもらえなくなるため死んでしまいます。

11月~3月になると、コウモリは冬眠に入るため動かなくなりますので、棲みかから追い出しにくくなります。

コウモリを家に寄せ付けないためには

コウモリの被害を避けるためには、そもそもコウモリを家に寄せ付けないための対策が必要です。

対策としては、コウモリが発する超音波を妨害するCDやアルミホイルを吊り下げておく方法があります。

コウモリは目を使わず、超音波で自分の位地や周囲の状況を把握しています。
超音波を妨害すれば、その場所を敬遠し、近寄ってくることもありません。

また、コウモリが嫌がる臭いがする市販の虫よけスプレーや蚊取り線香、ハッカ油も効果があります。

家のなかにコウモリが入ってきた場合は、直接コウモリに触らずに、コウモリの苦手な虫よけスプレーを散布したり、窓を開けたりして自然に出ていくのを待ちましょう。

まとめ

コウモリは人間を直接襲ったり噛みついたりすることはありませんが、家に棲みつくことで人間に大きな危害を加える可能性があります。

コウモリの活動時期や生態を知ることは、コウモリによる危害を防ぐためにはとても大切なことです。

タイミングを失すると、繁殖期に入ったり冬眠してしまったりしてコウモリの駆除が難しくなります。

そして、7〜8月の繁殖期や11月~3月の冬眠の時期に家に棲みついたコウモリがたくさんいることがわかったら、早めに専門の駆除業者に相談しましょう。

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808シティ株式会社 代表取締役社長

足立雅也

大手害虫駆除業者で様々な害虫駆除を体得し、その技術を競う全国大会で優勝実績を持つ。
現場で作業にとどまらず、関連する協会や学会の役員を務めるなど、業界活動にも意欲的で、数々の講義・講演を行っている。

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