お役立ちコラム

2022/04/27

畳にいるダニに見える虫の正体とは?駆除方法まで徹底解説

畳に、ダニに見える小さな虫がついているのを見かけたら、気分が悪くなる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、結論をいえば畳につく虫はダニではない可能性が高いです。重要なことは、虫の正体を知ったうえで、具体的な対策を取ることです。
この記事では、畳につく虫の種類・駆除方法・発生原因・予防方法について分かりやすく解説します。
畳につく小さな虫についても住居などに悪い影響を及ぼす可能性がありますので、しっかり対策をしていきましょう。

畳にいるダニに見える虫の正体とは?駆除方法まで徹底解説

ダニに見える虫!5つの代表例

畳に虫がついているのを見ると、ダニ?と思うかもしれません。
しかし、ダニは通常肉眼では見ることができないため、ダニ以外の虫である可能性が高いです。
ここでは、ダニに見えて、実はダニではない虫の代表例を5つご紹介します。

チャタテムシ(茶色の虫)

「チャタテムシ」は、体長が1~2mmほどで、淡い黄色や褐色など茶色っぽい色をした虫です。
一般の住宅から倉庫・工場まで、さまざまな場所に生息しています。

カビの胞子をエサとするため、カビが生えやすい高温多湿の時期に、湿気の多い場所に大量発生します。
この虫は人に対しては無害ですが、食べ物を食い荒らす場合があるため注意が必要です。

シバンムシ(飛ぶこともできる茶色でゴマ状の虫)

「シバンムシ」は、体長が2~5mmほどで、全国的に広く生息しています。
体はゴマ状の丸い形をしており、色は赤褐色です。

春から秋ごろにかけて発生し、畳表に小さな穴を空ける場合があります。
人に対しては基本的に無害ですが、人を刺すアリガタバチがシバンムシの幼虫に寄生するため、もし大量発生した場合は、アリガタバチによる被害が大きくなるおそれがあります。

カツオブシムシ(まだら模様や黒一色の虫)

「カツオブシムシ」は、体長が約4.5mm程度で、畳に出る虫の中では大きい部類です。
幼虫時の色は黄褐色や茶褐色ですが、成虫になると赤褐色や黒になります。

通常は年に1回発生し、幼虫の状態で越冬し、3月~5月にさなぎ化し、5月~6月に幼虫になります。
成虫になるまでに300日余りかかるため、エサが多くなければ、大量発生する可能性は低いです。
人間を刺したり噛んだりすることはないため、それほど神経質になる必要はないでしょう。

アリガタバチ(おしりがとがった茶色のアリ)

「アリガタバチ」は人を刺すタイプの危険な虫で、体長が2~3mmほどあり、おしりの先がとがっているのが特徴です。
体の色は茶色で、春から秋ごろにかけて発生しますが、特に6月~7月ごろに大量発生します。
アリガタバチに刺された箇所は、1~2週間ほど赤くはれるほか、水膨れになるおそれもあるため注意が必要です。

ヤマトシミ(細長い、うねうねした虫)

「ヤマトシミ」は、体長が8~10mmほどで、細長くうねうねしているのが特徴です。
湿度が高い場所やホコリが多い場所に多く発生し、本などの紙類に害を与える場合がありますが、人体には害はありません。
ヤマトシミは年間を通じて発生します。

畳につくダニのように見える虫の発生原因と駆除方法

畳につくダニのように見える虫の正体が分かったら、次に必要となるのが有効な対策です。
ここでは、虫の発生原因と効果的な駆除方法をご紹介します。

原因

畳につく虫は畳から直接発生しているわけではなく、外部から室内に入ってきたものがほとんどです。
外部から侵入した虫は、エサ・温度・湿度など条件のよいところに集まり、繁殖します。
特に注意が必要なのが、「エサ」と「湿度」です。

畳の上に食べカス・フケ・ホコリなど虫のエサになるものが落ちていると、虫を引き寄せてしまいます。
畳に虫が発生しないようにするには、畳を小まめに掃除することが大切です。

また、畳につく虫は湿気を好みます。
湿気を好む虫にとって快適な条件は、「気温25℃+湿度70%以上」であるため、湿度を70%より低く保つようにしましょう。

駆除方法

虫が出てしまった時の効果的な駆除方法をご紹介します。

掃除する

虫が出たら、まずは掃除しましょう。
大きめの虫であれば、掃除をするだけで、吸い出したり、吐き出したりすることができます。
また、虫の栄養源となるゴミをしっかりと取り除くことで、虫が繁殖しにくくなります。

燻煙式殺虫剤を使う

バルサンなどの燻煙式殺虫剤を使うのが効果的です。
使用する際にはしっかりと窓を閉めて、部屋を密閉状態にしましょう。
使用後に畳が湿っている場合は、換気をして乾かしてください。
畳に湿気が残ったままだと、虫が発生する原因になります。

ダニのように見える虫が畳に発生しないための予防法

ダニのように見える虫が畳に発生しないための予防方法をご紹介します。

小まめに掃除する

畳の上に落ちている食べ残し・ホコリ・フケなどが虫の栄養源となり、虫が繁殖する原因になります。
そのため、虫の発生を防止するには、小まめに掃除を行うことが大切です。
畳の上に虫の栄養源となるゴミがないようにしましょう。

湿気に注意する

部屋の湿度が50~60%以上になると、虫が発生しやすくなります。
窓を開けて換気を行ったり、除湿器を使用したりすることで、室内の湿度を下げましょう。
また、年に1度ほど畳を日光に当てて消毒するのも効果的です。
できる限り畳に湿気が残らないようにしてください。

まとめ

以上、畳に出るダニに見える虫の正体・発生原因・駆除方法などについてご紹介しました。

畳の上に食べ残しなどのゴミが落ちていたり、湿度が高い状態だったりすると、虫が集まってくるおそれがあります。
虫の発生と繁殖を防ぐには、「日頃から小まめに掃除を行う」「換気を行って湿度を下げる」などの対策をしっかり行うことが大切です。

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808シティ株式会社 代表取締役社長

足立雅也

大手害虫駆除業者で様々な害虫駆除を体得し、その技術を競う全国大会で優勝実績を持つ。
現場で作業にとどまらず、関連する協会や学会の役員を務めるなど、業界活動にも意欲的で、数々の講義・講演を行っている。

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