コウモリは、よく見ると可愛らしい外見をしていますが、私たち人間にとっては家に住み着くと糞害や騒音などのトラブルを引き起こす害獣でもあります。
そのため、快適な住環境を守るには、家にコウモリを寄せ付けないようにする対策が必要です。
ですが、コウモリに対してどう対応して良いのか分からないという方もいらっしゃると思います。
コウモリの侵入経路を防ぐためのポイントは、侵入経路を遮断することと、コウモリがエサとして好む虫などを駆除することです。
この記事では、それぞれのポイントを分かりやすく解説した上で、駆除に役立つ道具をご紹介します。
目次
コウモリはわずか2cmほどのスペースがあれば、家に侵入できます。
そのため、コウモリを寄せ付けないためには、「侵入経路を塞ぐこと」が最も大切です。
ここでは、効果的なコウモリの侵入経路対策を三つご紹介します。
空気を入れ替えるために設置されている通気口や排気口は、通常は網が付けられているためコウモリに侵入されることはありません。
ですが、万が一網が外れたり壊れたりしている場合は、コウモリが侵入するのに十分なスペースになってしまいます。
通気口・排気口の網が外れたり、壊れたりしていないかをチェックしておきましょう。
また、換気扇のダクトは、もし換気扇を日頃使用していないと、コウモリの侵入口や巣になる恐れがあります。
コウモリの侵入を防ぐには、定期的に換気扇を使用することが大切です。
エアコンは屋外にある室外機とつながっており、ホースを通すための穴が開けられています。
こちらの穴はホースを通すためにホースよりも大きく作られているため、コウモリの侵入口になる恐れがあります。
侵入対策として、穴をパテで埋めておきましょう。
屋根の隙間も、コウモリの侵入口になります。
特に瓦屋根の場合は、瓦同士の隙間から侵入することができます。
コウモリが侵入できそうな隙間にネットを張るなどして、侵入を防いでください。
コウモリは、主に昆虫などをエサとしています。
そのため、コウモリを家に寄せ付けないためには、コウモリのエサとなる虫への対策を行うのが有効です。
コウモリのエサ対策として、次の二つの方法を試してみてください。
白熱電球の光は紫外線を含むため、虫が寄ってきやすい傾向があります。
そのため、玄関の外灯を白熱電球からLEDに変えると、寄ってくる虫の量を大幅に減らすことが可能です。
夏場になると、水たまりには蚊の幼虫であるボウフラが発生します。
ボウフラが蚊の成虫になると、コウモリのエサになってしまいます。
コウモリのエサとなる蚊を発生させないためには、家の周辺に水たまりを作らないことが大切です。
コウモリを家に寄せ付けないためには、効果的な道具を使うのもおすすめです。
ここでは、コウモリを寄せ付けないための道具を五つご紹介します。
忌避剤には、スプレータイプやジェルタイプのものがあります。
コウモリが嫌うハッカの香りが出る忌避剤を使用すれば、有効なコウモリ除けになるでしょう。
ジェルタイプは、効果が長く持続するものもあるため、購入の際に効能を確認してください。
コウモリは超音波を使って行動しているため、超音波発生装置で人工的に超音波を発生させれば、コウモリの感覚を狂わせることができます。
ただし、コウモリが超音波に慣れてくると、効果がなくなる場合があるため注意が必要です。
また、発生させる超音波の周波数とコウモリの超音波の周波数が異なると、効果を発揮できない場合もあります。
ネズミ用の燻煙剤は、コウモリに対しても効果があるといわれています。
特に、屋根裏などの密閉された空間で威力を発揮するでしょう。
使用の際には、煙が外部に逃げないように注意してください。
あらかじめコウモリの侵入経路が分かっている場合は、その箇所にカラス除けネットを設置しておくと良いでしょう。
ただし、網の目が粗いとコウモリにすり抜けられてしまうため、4mm~5mmほどの小さい網の目のネットを使用してください。
エアコンと屋外の室外機をつなぐホースを通すための穴は、コウモリの侵入口になる可能性があります。
こうした穴をパテで埋めて、侵入口を塞いでおきましょう。
配管や配線の間隙を埋めるのに、幅広く使われているシールパテがおすすめです。
万が一コウモリが寄ってきた場合は、ライトなどを当てて窓から外に出ていくように誘導するのがおすすめです。
また、忌避剤や燻煙剤などの薬剤を使用するのも有効です。
コウモリは夜行性であるため、昼間より夜間に薬剤を使う方が、より効果的だとされています。
なお、コウモリは鳥獣保護管理法で保護されているため、むやみに殺傷したり捕獲したりしないよう注意してください。
以上、家にコウモリを寄せ付けない方法をご紹介しました。
コウモリの侵入対策は、「侵入経路を塞ぐ」「エサを減らす」「効果的な道具を使う」という三つの方法に大きく分かれます。
それぞれの方法を状況に応じて使い分け、コウモリの侵入を効果的に防いでくださいね。
もしコウモリが侵入してしまった場合は、無理に自分で対処せずにプロの駆除業者に対処を依頼しましょう。
コウモリ由来の感染症リスクなどもあるため、駆除業者の技術レベルや安心感は重要です。
東京・神奈川・埼玉で害虫駆除・鳥獣対策を行っている「808シティ株式会社」は、豊富な情報・実績に基づいてお客様に満足いただけるサービスを提供しています。
また、状況に応じた柔軟な料金設定にも好評をいただいています。
コウモリ対策についてお困りの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
808シティ株式会社 代表取締役社長
足立雅也
大手害虫駆除業者で様々な害虫駆除を体得し、その技術を競う全国大会で優勝実績を持つ。
現場で作業にとどまらず、関連する協会や学会の役員を務めるなど、業界活動にも意欲的で、数々の講義・講演を行っている。
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