お役立ちコラム

2022/08/19

働き蜂の寿命は短い?ベストな駆除方法やタイミングは?

働き蜂の寿命は短く、冬になる前にほとんどが死んでしまいます。
冬に蜂の巣を発見した場合、周辺を蜂が飛び交っている場面はほとんど見られません。

中には、「冬を越さずに寿命を迎えるなら、蜂の巣を駆除する必要はないのでは?」と考える方もいらっしゃるでしょう。
しかし、活発に活動してなくても巣の中で女王蜂や働き蜂が生きていて、夏にまた活発になるケースが多々あります。

この記事では、各種類の働き蜂の寿命をふまえて効果的な蜂の巣対策について分かりやすく解説します。

働き蜂の寿命は短い?ベストな駆除方法やタイミングは?

働き蜂の寿命と女王蜂の寿命

ひと口に「蜂の寿命」といっても、働き蜂と女王蜂では違いがあります。
ここでは、日本に生息する主な蜂の働き蜂と女王蜂それぞれの寿命について解説します。

スズメバチ

スズメバチは春頃(4〜5月)から活動を活発化させます。
女王蜂が巣作り・エサ集め・育児などを行い、徐々に働き蜂を増やしていきます。

働き蜂の寿命

働き蜂は、生まれてから1ヶ月が経過すると成虫になります。
成虫になるまでの約1ヶ月の内訳は、「卵の状態で5日+幼虫の状態で2週間+さなぎの状態で2週間」です。
個体差はあるものの、働き蜂は成虫になってから4~5週間ほどで寿命を迎えます。

女王蜂の寿命

女王蜂の寿命は基本的に約1~2年、長い場合は3年ほどです。
女王蜂は寿命が近づくと、次の女王蜂候補の幼虫にエサを与えて育てます。
幼虫が次の女王蜂に成長すると、巣を旅立ち、春まで冬眠します。

ニホンミツバチ

ニホンミツバチは生まれてから1ヶ月ほどで成虫になり、働き始めます。
ニホンミツバチは巣の中に蜂蜜を保存し、集団で体を震わせ熱を生み出す「熱殺蜂球」を行うことで、働き蜂でも越冬することができます。
また、女王蜂はロイヤルゼリーを食べて成長するため、働き蜂に比べて体が非常に大きいのが特徴です。

働き蜂の寿命

働き蜂は成虫になってからさまざまな仕事(巣作りや巣の掃除・警備など)を行い、 1ヶ月ほどで寿命を迎えます。
ただし、冬になると活動量が減るため少し寿命が延び、越冬する場合は4~5ヶ月ほどの寿命になります。

女王蜂の寿命

二ホンミツバチの女王蜂の寿命に関する明確なデータは得られていませんが、セイヨウミツバチと同様に約3年、長い場合では約8年もの寿命があるといわれています。

アシナガバチ

アシナガバチは8月から10月にかけての時期に活動します。
他の種類の蜂に比べると寿命が短めで、10月を過ぎると見かけなくなります。
女王蜂は産卵に専念し、巣作り・エサ集めといった仕事は全て働き蜂が行うのが特徴です。

働き蜂の寿命

アシナガバチの卵は約3週間でふ化し、その後20日を経過すると成虫になります。
成虫になった後は、1ヶ月ほどで寿命を迎えます。
9月頃に働き蜂の個体数が増えますが、冬になる前に寿命を迎えるため越冬はしません。

女王蜂の寿命

アシナガバチの女王蜂は8月頃に生まれて、翌年の9~10月頃まで生きるため、トータルで約1年の寿命になります。

働き蜂の寿命は短いから越冬できないって本当?

働き蜂の寿命は女王蜂に比べて短く、ほとんどの働き蜂は越冬できません。
しかし、例外もあります。
二ホンミツバチを含むミツバチは、巣に栄養源である蜂蜜を貯蔵し、集団で体を震わせ熱を生み出す「熱殺蜂球」を行うことで、働き蜂でも越冬できるのです。

そのため、ミツバチの働き蜂の寿命は、冬季だと約6ヵ月にもなります。

蜂の巣対策

蜂は冬になると活動しなくなるため、家に蜂の巣ができた場合、蜂の寿命を待つことはできます。
しかし、蜂が寿命を迎えるまで蜂の巣を放置するのはあまりに危険です。
やはり、蜂の巣を見つけたら、速やかに対策を行うことが重要です。
ここでは、効果的な蜂の巣対策をご紹介します。

蜂の巣を駆除するのに最適な時期

蜂の巣の駆除作業は、巣のでき始めの時期に行うのが最適です。
巣が完成し蜂の個体数が増えるほど、駆除が困難になるためです。
4~5月頃に巣ができ始めることが多く、それ以降の時期でも極力早めに駆除作業を行いましょう。

蜂の巣を駆除する方法

蜂の巣駆除は自力では行わず、業者に依頼するのが望ましいです。
もし蜂に刺されると、激しい痛みが生じるほか、アナフィラキシーショックなどの重篤な症状が出るおそれもあります。
その点、蜂の巣駆除の専門的なノウハウを持つプロに依頼すれば安心です。

しかし、どうしても自分で駆除したい場合は次の点に注意してください。

防護服を着用する

巣に触れると蜂に攻撃される危険があるため、必ず防護服を着用してください。
防護服を着た際に素肌が出ていないかをしっかり確認しましょう。

作業の時間帯に気を付ける

作業の時間帯としては、蜂が行動しなくなる日没から早朝までが最適です。

直接触らない

蜂を直接手で触らないでください。
不用意に蜂に触ると、毒針で刺される危険があります。
死んだ蜂であっても毒の効果は1~2ヶ月ほど維持されるため、決して触らないようにしましょう。

まとめ

以上、働き蜂・女王蜂の寿命や効果的な蜂対策について解説しました。

働き蜂の寿命は短く、その多くは冬になる前にいなくなります。
しかし、働き蜂が寿命を迎えるまで蜂の巣を放置し続けるのはあまりにも危険です。
蜂に刺されると重篤な症状が出る危険があるため、蜂の巣を見つけたら速やかに対処しましょう。

蜂の駆除作業では専門的な知識と技術が要求されるため、確かな実績のある業者に依頼することが重要です。

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足立雅也

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現場で作業にとどまらず、関連する協会や学会の役員を務めるなど、業界活動にも意欲的で、数々の講義・講演を行っている。

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